リヨン織物装飾芸術博物館とギニョル

リヨン織物装飾芸術博物館

美食、映画に次いでリヨンで有名なのが「絹織物」。昔は紡績所がたくさんあったようで、その歴史を学べるのが「Musées des Tissus et des Arts Décoratifs de Lyon(リヨン織物装飾芸術博物館)」である。

建物がすごく素敵なのよ

ここは建物が素敵。二つの館が中庭でつながれ、広い室内をゆったり回る。天井が高いし、調度品もクラシックで、お城の展示室に来たみたい。

こちら外観。執事さんが開けてくれそうなドアを、自力で開けて入るw

階段の手すりが素敵すぎて。館内はすごく暗いけど、そこがまたムードありあり。

昔のドレスや絹のテキスタイル、舞台用の小道具なども展示され、ファッションやクラフトに興味がある人にはおすすめ。

これは舞台衣装かな?左側のメイクが個性的すぎる(笑)

おおっ……ムーランルージュ的な?あんまり他の町では見られない展示も多いので、時間が許せばぜひ行ってみてね。

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おまけ。近所のショーウィンドーで見かけた、かわいい毛糸のディスプレイ。繊維産業の豊富な街だからかな。クラフト系の素敵なお店もいっぱい。

旧市街のギニョル劇場へ

リヨンの伝統的な人形劇「ギニョル」。ブションのマークにもなっている。

このギニョルを楽しめる劇場は数々あるが、観光客に最も利用しやすいのは、旧市街のヴューリヨン駅から近い「Théâtre la Maison de Guignol(テアトル ラ・メゾン・ド・ギニョル」だろう。

ちょっと場所が分かりにくいかも

駅から歩いて2分くらいだが、例によって少しわかりにくいので地図をつけておく。

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表側はこんな感じ。坂道の途中にある。

この日の出し物は、休日だったせいか子供向けだった。1日に何度も短い公演があり、夜は大人向けのお題になる。写真に写ってるのは、たぶんポール・ボキューズ氏ではなかろうか?さすが地元w

言葉はあんまりよくわからなかったが、古いリヨンの雰囲気は伝わってきた。となりのチビに、「ここで笑うんだよ」と肘をつつかれながら、大いに楽しんだ(笑)

リヨンの街で見つけた名物たち

旧市街で売っている、あんなものやこんなもの。特に土産物屋さんとかデパートには行かなかったけど、街を歩いていれば手に入る。パリでは入手しにくいものも多いので、チャンスを見逃さないで。

真っ赤なプラリネ

何度も登場するプラリネ。これはもう、あっちでもこっちでも売っているので、買い損ねることはないだろう。

写真は旧市街の専門店のもの。飴みたいになってるものとか、パイになっているものとか、タイプはいろいろ。

「ポ」というワインボトル

これはリヨンのブションでワインをサーブされるときに使われる「ポ」というボトル。(日本語的に言うとポット?)ちょっとわかりにくいけど、底が分厚くなっていて、安定感抜群。そのぶん重いので、荷物の重量制限には要注意。

ちなみにフランスのほかの地方では、この瓶でワインを出す店はないようで、ぜひリヨンに来たら「ポ」に入ったワインを楽しんでみよう。なお、普通はこのような容器は「カラフ」や「ピシェ(ピッチャー)」と言うらしい。

コルク型のお菓子

ワインのコルクの形のお菓子(チョコレートじゃないかと想像)も、何か所かで見かけた。いかにもリヨンという感じで、空港で売ってるチョコレートなんかよりいいんじゃないかと。

あと、有名なのが「クション デ リヨン(リヨンのクッション)」という、クッション型のお菓子。通常はきれいなグリーンの紙で包まれている。稀に他の色もあり。引き出しの形の化粧箱は特にきれいで、あるご婦人へプレゼントしたら、たいそう喜んでおられた。

陶器のポット入りヨーグルト

チーズの専門店「フェルミエ」は、日本にも出店しているけど、これは見たことがなかった。バニラ風味のヨーグルト(たぶん)。

あっさりした甘味で、フロマージュブランに近い感じ。入れ物はブルーの陶器製でバリかわ♡

夜、テレビつけっぱなしで寝たら、朝「リサ&ガスパール」やってた。

休日の朝、どこの国もテレビに子供たちのお守をさせるのは同じことなのね・・・(笑)