パリからロンドンへ(出発編)

こちらは2013年の記事を再掲しています。現在とは情報が違う部分がありますので、予めご了承ください。

パリとロンドン、9泊10日の旅

まずは旅の概要から。思いがけず長い休みが取れてラッキー。

行き先・・・パリとロンドン
日程・・・2013年4月5日~14日(10日間)
人数・・・もちろん一人旅
航空会社・・・トルコ航空
ルート・・・日本→パリ→ロンドン→日本

今年の初めに福岡から関西に引っ越し、出発空港が関空になった。これにより、旅のルートが大幅に変った。今まではたいてい成田に飛んで国際線に搭乗していたが、関空なら直行便でないにせよ、取りあえず直接国際便に搭乗できる。国内での退屈な待ち時間がないのは精神的に救われるというものだ。

なななんと、29,000円のチケット

そしてエアラインの選択肢も広がった。成田発ほどではないが、ヨーロッパへ便利な便がいくつか出ていて、今回は期間限定キャンペーンで何と29,000円になっていたトルコ航空をチョイス。燃油入れてもオープンジョーで10万円切る安さ。仕事がかなり立て込んでいたが、今行かないと当分ヨーロッパは難しい。ということで、強行突破じゃ!

【詳細ルート】

関空→アタチュルク(トルコ)→パリ(4泊)→ユーロスターでロンドンへ→ロンドン(3泊)→アタチュルク→関空

行きは関空を夜10時半に発つ便だったので、会社が終わってから悠々と空港へ。エミレーツもそうだったが、中東の航空会社は関空夜発が多いので、眠って移動できるのがいい。そして帰りは夜に到着。7泊8日+機内2泊で9泊10日の旅である。

アパルトマンに泊まってみたよ

パリを訪れるのはウン10年ぶり2回目。前回は団体旅行で詰め込みの旅だったので、今度はゆったり過ごしたいと思い、アパルトマンを選んだ。パリにはいくつか短期契約アパルトマンの業者があるが、現地法人は手配がややこしいので、日本に支社がある会社の物件を契約した。一人だと値段は中流クラスのホテルと変わらず、お値頃感はあまりないものの、リアルなパリの雰囲気を楽しむには良さそうだ。

ロンドンでも、フラットの「To let(賃貸し)」を選んだ。こちらはロンドンのホテル相場より若干お安く、ランドリーや大きなキッチンもついた、一軒家の中の部屋貸しスタイル。プライバシーはイマイチだったが、バスタブがついていたので良しとする。

しかしEU圏というのは物価が高い。パリとロンドン、7日分の宿泊料で東南アジアなら1ヶ月滞在できる。さらに物価が高い北欧やスイスに行くには、相当覚悟して行かねばなるまい。

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トルコ航空でパリまでの道中

会社から大きな荷物を引きずって、関西空港へ。やはり夜のフライトは非常に助かる。機内で寝る時間帯をコントロールすれば、現地時間に体内時計を合わせられて時差ボケなし。さらに睡眠時間を移動に充てられるので、休みが限られる会社員にはありがたい時間設定だ。

ちなみにトルコ航空の関空発は夜10:30ごろ、シャルルドゴール空港到着は朝10時すぎ。1日目からフルに行動できてさらに御の字。とはいえ、これは機内で熟睡しやすい(そして睡眠時間が短い)私に限った事かもしれないが。

アタテュルク空港でトランジット

さていつぞやのドバイ(エミレーツ)同様、トルコ航空もこのウィングシャトルというのに乗って中間駅まで移動する。夜はヘタすると一人ぼっちだし、なんか薄暗いし、ちょっと心細い感じ。

取りあえず待合室に行ったらわんさか人がいたので、安心した。というか、団体旅行の高齢者の皆さんと一緒で、賑やかだしイカとビールの匂いがすごいしわやくちゃ(-_-;)この人たちに巻き込まれたらイヤ~ン

でも大丈夫。トルコ航空はエコノミーの座背指定が24時間前からしかできないが、私は前日の夜に団体さんをよけて隣が空きそうな、ナイスな席をネット指定したので、今回は悠々と2席を占領できた。

トルコ航空、機内はこんな感じ

トルコ航空の機内は、ターコイズという事なのか明るいブルー。先日ヨーロッパ行で乗ったJALと違って、すごいガラガラだった。大昔にブリティッシュエアでドイツに行ったときも3席使えて快適だったけど、4席に横になって寝てる人も多かった。

アメニティは運賃安い割にけっこう立派で、スリッパや歯ブラシなどが入ったポーチがエコノミーでももらえる。(帰りは缶入りアメニティだった)

CAさんもトルコの方々は濃い系の美男&美女ぞろい。ただし強烈な香水には困った。食事のサービスの時に、食べ物の匂いと香水がごっちゃになって、たまらん臭気が発生していたが、まあお国柄といえばそれまでなのか。

トルコ航空、機内食はこんな感じ

航空会社ランキングでは、機内食が美味しいと評判だったので、どんなもんかと思っていたが、結論から言うと、所詮機内食。あれはファーストクラスとかの評価なのかもしれぬ。

※クリック拡大

でも飲み物はトルコビールにトルコワイン(写真)、「ラク」というトルコの地酒もあって、なかなか良い。俺ぁ酒がありゃええんだw

ちなみに夕食はキョフテ(トルコ風ハンバーグ)にしたが、関空でお寿司を食べていたので味見程度。味はまあまあだった。うちと同じクリームチーズが出て笑った。

朝はまあこんな感じ。中間にサンドイッチがどうのとか書いてあったけど、出なかった。リクエストに応じてのサービスだろうか。夕食パスしたし、最後に食べてからかなり時間があいたので、まるっと美味しくいただいた。特にチェリージュースが美味しかった。トルコ特産のザクロがあれば、もっとナイスだった。

アタテュルク空港けっこう好きかも

約半日のフライトを経て、トルコ、イスタンブールにある「アタテュルク国際空港」に着いた。トランジットエリアに入った途端、じゃーんと目の前の景色がイスラム圏にチェンジ。ついでにフードコートから羊の焼ける匂いがする。

あちこちに「ドンドゥルマ(トルコアイスクリーム)」のブースもあった。食べたかったが、明け方だしお腹いっぱいだし、時間もないし(しつこくお客をいじりながら売るので、食べられるまでに長い時間がかかる)で買い物に突撃した。でも、これが失敗。

帰国時、トランジット客はバスで待合室に直行だったため、このエリアに入れずお土産さえも買えなかった。もともとトランジットが往復共に1時間程度だったので期待していなかったが、もっと空港探検したかった。直行便より乗り換え便の方が楽しいと思うほど、私は知らない空港が好きなのだ。

イスタンブールからパリまでは、あっという間に感じた。途中でアルプスを越えるのを知っていたので、今度は窓際の席を確保。きっちり写真撮ったぜ~。

この後、朝ごはんがまた出て(うえっぷ)、いよいよパリ間近。朝だったので「コーヒーいかが?」と言われたけど「いんや、エフェースくれ」と言ってトルコビールもろた(笑)トルコブルーのオサレなビール「EFES(エフェス)」。淡い色のさっぱりタイプで、水みたいにすいすい飲める。

CDGに着いた。ターミナル1

朝酒を楽しんでいるうちにシャルルドゴール空港到着。日本からの便が多く到着するT3じゃなくて、古い方のT1。同じEU圏でも、イギリスと比べてイミグレーションは極めてカーンタン。「目的は?」「観光」「あっそう」で終わる。

でも、荷物がなかなか出てこない…。やっとピックアップして観光案内所でミュージアムパス(観光客用割引チケット)買おうとしたら「品切れなのよ~」で、がっくし。まあパリやしこんなもんやろ、とバス乗り場へ。思ったより寒くもないし、無事に着いただけでも良しとしよう。