食いしん坊の聖地、ポール・ボキューズ市場

食の都のグルメな市場へ!

食の街、リヨンの新しい名所として、最近よく情報を目にするようになった「Les Halles de Lyon Paul Bocuse(ポール・ボキューズ市場:通称レ アール/リヨン中央市場)」。

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国鉄パールデュー駅から歩いて10分ほどにあり、食いしん坊には外せない観光名所となっている。もちろん私も意気揚々と突撃した!

美味しそうな物がありすぎて興奮状態

この市場は広いワンフロアで、リヨンはもとよりフランス中からありとあらゆる食材が集められている。肉、魚、ハムやベーコン、チーズ、ジャムにフォアグラ、シャンパンや宝石のようなお菓子たち…。

見て歩くだけでも頭がクラクラするほどのバリエーションなので、一回りしてから休憩し、心を落ち着けて買い物をすることをおすすめする。そうしないとすぐに財布が空っぽになってしまう。それほど素敵な食のワンダーランドなのだ。

ハムの原木大会w 1本1万円くらいからあった。等級や産地で値段はいろいろ。スペイン産がやっぱり人気が高いようで、飛行機の規制がなければ、担いで帰りたいくらいだ(笑)

チーズ、乳製品、日本の半額以下!

チーズもお祭り状態。こんなに種類があるのね、と感動する。

ちょこっと端っこを試食させてくれて、おばちゃんたちがウンウン言いながら食べてるのは日本のデパ地下と同じw ヨーグルトやバターなど、乳製品もチーズ屋さんで扱っていて、値段は日本の1/2~モノによっては1/4程度。例えば、上質なカマンベールが500円ほどで手に入る(嗚呼♡)ブルターニュのバター専門店なんかもあって、やはりこのジャンルは日本とは天と地の差がある。

日本にはない魚介の加工品も

これは魚屋さんの瓶詰め。鮮魚の横で売られてる。旅行者には見逃せないコーナーだ。

鮭のパテ、いくら(塩漬けみたい)、キャビア、青魚の酢漬け、海老や貝のオイル漬け、ドレッシングやハーブのソース、自家製のマヨネーズもある。こっちの人は海老などボイルしてマヨネーズで食べることが多いからかな(ブルターニュではマヨ攻撃だったw)

これが最も買いたかったけど、液漏れしそうで買えなかったサーディン。

オイル漬け(オイルサーディン)と酢漬けがあって、ちょっと試食したけど、まあ美味しいこと美味しいこと!今度はジップロック持って行く。海老のオイル漬けも美味しそうだった。惜しいことをした(涎)

じゃーん、フォワグラ。1キロ52.5ユーロ。これはEU圏の人たちがどっさり買い込んでいた。電車でおうちに帰れるのね、いいなぁ。赤いのは鴨。美味しそうだねぇ♡ 黄色いカップ入りのはフォワグラのコンフィかな。パテとかもたくさんあって、すぐパーティーできそう。

生ものを買おうと旅の最終日=日曜に行ったため、場内は通勤ラッシュ並の混雑。平日はもう少しだけ空いているらしいけど、とにかく混んでいる。スーツケースを持って歩けるなんて思わない方がいい。

市場の中に飲食コーナーもあるよ

おばさんよりも、おじさんが多い。そして場内に飲食ブースがあるので、通路まで椅子が出てたりして、ますます混雑に拍車がかかる。テーブルにガンガン人がぶつかる中で、優雅にシャンパンと牡蠣を楽しむフランス人、さすがだなと感心した。

憧れの「リシャール」でチーズを買う

さて、いよいよ目指す店にたどり着いた。チーズの名門「Richard(リシャール)」!写真では「RICHART」になってるけど、たぶん間違い。公式サイトや包み紙では「d」になっている。

「サン・マルスラン」で有名な老舗

数々の名門レストランで提供されているリヨン名物「サンマルスラン」で知られる、フロマジュリーである。上品に並べられたチーズにうっとりしながら、真剣に吟味。一人で美味しく食べられる量しか買えない。ああ、迷う。

ほとんど英語ができないお店のお婆ちゃまと、たどたどしいフランス語でやりとりし、日本へ飛行機で持って帰ることを伝えると「5分待ってて」と、奥に行って真空パックにしてきてくれた。メルシー!これスーツケースの中に匂いも移らなくて、本当に助かったよ~~!

買ったのは、サン・マルスラン3個、サン・フェリシアン2個、モンドール1個、ミモレット1個。サンマルスランはわずか5.5ユーロ、日本で買うと6000円はするだろう、超上級のモンドールも11.5ユーロ。さすがチーズ消費世界一の国だ。

FROMAGERIE LA MÈRE RICHARD>> ■

実に充実した帰国前の買い込みを終え、いよいよフランス最終ランチへ。ああ荷物が重たい。でも幸せ♡