リヨン名物、ミニチュア博物館

Musée Miniature et Cinéma

旧市街のカフェやお洒落なショップは、日本のガイドブックでも多数掲載されていると思うけど、意外とみんな通り過ぎる「ミニチュア博物館」が大穴だったので、強力プッシュしておく。

リヨンと言えば「美食だよね~」となるけど、映画ファンにとってはルミエール兄弟(別記事で紹介)の故郷として有名。世界的に名だたる映画の街でもある。

場所は大聖堂のすぐ近く

入り口に、リヨンの雰囲気とは似合わない物体が置いてあった。うむ、ここに違いない。教会側からメインストリートを入って、ちょっと歩いた左手にある。ごみごみした景観にまぎれているので、見落とさないよう注意。

入るとショップ兼用のちょっとしたサロンがあり、そこの展示だけ見学無料。本館のチケット売り場はその奥にある。ここはリヨンシティカードの対象にもなっていたので、もちろん活用させてもらった。

迷路みたい、迷わないでね

館内は普通の美術館とは違って、小さな部屋でいくつも仕切られ、廊下と階段を番号順にたどりながら、見学していくスタイル。もとは住宅用の建物だったのだろう。手作り感満載だが、それがまたいい味。

ただし、非常に迷いやすいので、番号をよく見て歩かないと「あれ、ここはさっきの場所」となる。そしてけっこう歩く。ハイヒールではきついかも。

展示をどっさり見せていく

ここは小さい博物館だけど、展示物はすごい!映画に使用したミニチュアのセットだけでなく、巨大な動くエイリアン(すっごいド迫力)や、スターウォーズ、2001年宇宙の旅など、映画ファンにはアドレナリン噴出するような、お宝セットや小道具、大道具が次々と出てくる出てくる!

こいつ、めっちゃ動くw たまらん!動画も撮ればよかった。人が少なかったので、かぶりつきで眺め放題。

これはバットマンに出てきたセットのミニチュア。作り込みの細かさ、はんぱない。あとでどのシーンか、答え合わせするのも楽しい。

室内のミニチュアセット。じっくり見ても本物にしか見えない。

豆粒みたいな香水瓶が並ぶ。作ってるところ見てみたい。

屋外のミニチュアも、地下鉄の降り口までリアルに再現されている。

おおっ、特撮の部屋に足を踏み入れてしまった。しばらく出られないw

師匠!お久しぶりですw これ泥棒除けに玄関に置きたい。

「2001年宇宙の旅」まさかここで見られるとは♪

細かい仕事してあるな~。マニアックな人が作ったんだろうな~

「タイタニック」に出てきた、あのトランク。

ギズモ、いた~~~~~♡ ……ということは、……

やっぱりこの子もいた~~~~~(笑)

もちろん、こっち関係もいろいろ取り揃えております。

おおう、あのシーンはこれやったんか!という感動。

私は3時間もここにいた(笑)

ぶっちゃけ、映画がそれほど好きでない人には興味のない展示も多いだろうが、私はいっとき年に100本見ていたアホなので、ハマりにハマって、予定を大幅オーバーした。特撮が好きな人、大道具マニアの人にはたまらんと思う。さすが映画の発祥地。思いがけず素晴らしい体験をさせてもらった。ここはぜひ見逃さず、予定に組み込むことをおすすめする。

「ミニチュア博物館」↓サイト見るだけでも面白い!

Musée Miniature et Cinéma à Lyon | Unique en France