リュミエール兄弟と遊覧船

リュミエール兄弟の博物館へ

さて、映画の街リヨンに来たからには、映画人の聖地を訪れずに帰るわけにはいかない。

メトロ、モンプレジール駅の真上にある「ミュゼ リュミエール(Musée Lumière)」。ここは、映画の発明者であるリュミエール兄弟の功績や、記念の品を展示してある興味深い博物館。駅を上がったら、まずこの大きなモニュメントを探そう。そのすぐ隣が目指す場所である。

建物がわかりにくいので注意

道路からは表門しか見えず、そこを通って中庭に面した所に建物の入り口がある。入場料は6ユーロ。フランス語だけの表記もあったりして、展示を完全に読み取ることは難しかったが、大いに楽しめた。

なにしろ建物がクラシックで味わい深い。もともとは兄弟の父のものであった邸宅で、そこに二人の作品である、映画黎明期の記念すべき記録が集められているのだ。

建物外側の庭も素敵な雰囲気。暖かい日はここでサンドイッチ食べてもいいな。

現代の映画の礎を築いた兄弟

この二人がリュミエール兄弟。彼らが最初に撮影したフィルムは、17㎜で50秒。そのエポックメイキングな映像を、ここでは誰でもが目にすることができる。

二人は映画だけに留まらず、義手、ミシン、医療器具などの改造にも貢献しており、現代もその功績は大きく称えられているそうだ。いつも映画を楽しませてくれてありがとうと、映画の神様に改めて感謝を捧げた。全く、ここに来られたなんて夢のようだ。

Institut Lumiere「リュミエール研究所」このサイトめっちゃ面白い。
↑総合ホームページの中の「Musée Lumière」へ

ロマンチックなクルージングを楽しむ

川がある街では必ず遊覧船に乗る私。もちろんリヨンでも乗ってきた。例のリヨンシティカードでいちばん心惹かれた「リヨンシティボート(Lyon city Boat)」。まあ、実費で払っても10ユーロだけど、せっかく無料になるなら乗るしかあるまい。

真冬は営業していないので要注意

ただし、川だけに冬季はクローズ。私が行った11月初旬はギリギリセーフだったけど、中旬以降はお休みになるので要注意。時間も乗り場も夏と冬では違う。必ず最新情報は公式サイトでチェックを。

公式サイトはこちら>> ■(右上に英語切り替えあり)

 

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公式サイトに乗ってるスタート地点のマップがこちら。でもちょっと観光客にはわかりにくいよね。ちなみに私が実際に乗った場所はこちら。(↓もしかしたら変わってるかもしれない)

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川沿いにこのような旗が立っているので、それが目印。その横にチケットブースがあり、カードを提示して乗船時間(一日5便くらいあった)を決め、レシートを受け取る。それが乗船券になっているというわけだ。

乗船したらダッシュで2階へ!

これが乗る船。時間帯などにより、食事つきなど様々なチョイスがあるので、それにより船の大きさも違うかもしれない。私が乗った船は遊覧オンリー。ドリンクも何もなし。ちょっと東京の水上バスを思い出した。

乗ってる人たちは9割くらいが観光客(当たり前か)。たまに子連れの地元っぽい人が混じってる。乗ったらまず、だーっと2階席にあがる。上が特等席。視界を遮られないので。ただし寒い!ブランケット持参したけど、けっこう寒いっ(涙)

移ろう夕暮れの景色に感動しまくり

でもそれが我慢できるほど、景色は綺麗だった。

日没の時間を調べて、それに合わせて乗ったので、後半(約1時間ほど乗る)は、だんだん川面がオレンジに染まってきて、すごくロマンチックだった。まあ、一人やがな(ほっとけ)

さらに暮れると、今度は橋のライトアップ。これがまた、川面に光がキラキラしてきれいだねぇ。

昼間のクルーズもいいけど、夕景と夜景を楽しめる、日没またぎは超おすすめ。ちなみにイヤホンガイドはなくて、英語とフランス語でガイドさんが解説してくれる。

船の中にはトイレもあり、寒さをのぞけば非常に快適。(途中で暖かい1階席に下りる人も多かったw)今度は夏に乗ってみたいな。