パリでアぺロしたり食べまくったり

こちらは2013年の記事を再掲しています。現在とは情報が違う部分がありますので、予めご了承ください。

「アぺロ」というものをやってみた

ルーヴルを出た後は、イギリスのノリッチでレストランを経営するイケメンシェフと待ち合わせ。初めてフランス式のアペリティフ(アペロ)なるものを体験すべく、歩いて10分ほどの「Le Rubis」という店へ。

いかにもヨーロッパらしい時間

アペロとは、食事の前に軽く何かつまんで飲むみたいなものらしいけど、だったらそのまま食事しちゃえばいいやん、と思うのは日本人的考えかも。皆さん夜になる前のちょっとの時間を楽しみつつ、あちこちでアペっておられるようだ。

この「Le Rubis」という店は、まぁいかにもパリの路地裏といった良い雰囲気の佇まい。ルビス(ルビー)というだけあって、赤がポイントの内装。適度に古めかしく枯れてて、おっちゃんとおばちゃんがやっている。壁のボードには手書きの本日のワイン。ヌーヴェルバーグの映画に出てきそうな、ムードだ。

パリ在住マダムも参加して3人で

ワインはロゼ。甘すぎない上品な香りのワイン、かなり気に入った。そしてまあ、つまみに出てきたタルティーヌの量の多い事(笑)私なんかこれだけでお腹いっぱいになるわ~。でもハムがやたら美味しいから手が出る。

そうこうしているうち、共通の知り合いであるパリ在住マダムが到着。3人でワインを1本あけ、おつまみも空になってしまった。ということで、今宵のディナーを予定している店へ。マダムは用事があって帰ってしまったので(明日また会うけどね)ここからはシェフとデートなのである。ふふふ、若いイケメンとパリでふふふ・・・(ただし新婚ほやほや)

「Le Rubis」

Frenchie Bar á Vin

さて、まったりと歩いて移動したのが、「Frenchie Bar á Vin」というお店。ここは同経営の店が二軒、細い路地に向かい合ってて、一軒がレストラン。そしてもう一軒が我々が入ったフレンチタパスのバー。小盛りの料理をあれこれつまみながら、カジュアルにワインを楽しめるタイプのお店らしい。

とにかく流行りまくってる店

レストランの方は「今、パリで最も予約が取りにくい店」と言われてるんだって。さらにフレンチタパスのバーは予約自体を受けていない。我々が着いた時には夜のピークタイムで、ぎっしり満席。というか、みんな立ち飲み(笑)流行ってる店ってこういうやつよという見本みたいな感じだった。

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首尾よくシェフが交渉してくれて、無事にギリギリで入店できたけど、普通の観光客にはハードル高い。連れてきてもらってほんとにありがたや~。

立ち飲みで超おいしい料理を

店の内部は奥にカウンターがあり、そこから飲み物が出るんだけど、あまりに賑わいすぎててウェイターさんが回りきれないほど。それでもサービスは悪くなかった。料理に関する質問の答えもシャープで、そして何より料理が美味しかった。

惜しむらくは店内が暗すぎて料理写真を断念したこと。シェフ氏は一眼レフ持参で撮ってたけど(仕事だからね)かろうじて私が撮れたの、これくらい・・・しょぼぼーん

料理は味付けはもちろん盛り付けも繊細で、すごくカジュアルダウンしているようだけど、ちゃんとフレンチの基礎を守ってソースに念を入れている。私が食べた料理の中で、白アスパラのムースみたいなのがあって、それが大層うまかった~♪もちろんワインも。専門家に選んでもらうと、やっぱり間違いない!

最近のフランス料理はさっぱり系

個人的な偏見というか、昔パリに来た時はとにかく食事がバターやクリームたっぷりで、ちょっと濃厚すぎたけど、今やフレンチも本当にさっぱりしたと思う。日本人にはありがたいと思う反面、「ずっしりした昔風のフレンチもいいな」という気持ちもあったりする。

追記:ノリオ君が家族になりました。

S君が住むノリッチのサッカーチーム「Norwich City Football Club」のユニフォームを着た、かわいい熊五郎をいただいた。さっそく「ノリオ」と命名し、一緒に寝ることにした。朝起きたらアダム・ドライバーに変ってないやろか(変わりません)