モナコ、嗚呼やはり別世界(前半)

憧れのモナコへワンデイトリップ

お貧乏だけど、たまには目の保養をしておいたほうがいい……ということで、今日はモナコ。F1の中継でしか見たことないし、グレースケリーが嫁いだ国というくらいしか知らないけど、とにかく金持の集まる国らしいというのはわかる。

ニースからは100番バスで行ける

そんなモナコに行くには、ニースからはバスでも電車でもOK。まあせっかくパスあるし、海を見ながらバスで行こう。しかしまたここでバス停がわかりにくい問題が。(以下2014年の情報です)

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乗るのは100番バス。ガリバルディ広場の近くの、Promenade des Arts(プロムナードデアール)から出ているとバス会社のサイトにはあるが、行ってみたらバス停が2つあった。やってくれるじゃねぇか、負けないぜ(慣れてきたw)

モナコ行き100番を発見~。上記の地図(クリック拡大)、道の真ん中に中州みたいに停留所(写真)があって、そこに100番の文字が。料金は1.5ユーロ。パスが使えるから激安で隣の国へ行けるぜ(笑)

そのままイタリア国境まで行ける

ちなみに100番はマントン(レモンで有名なイタリア国境の町)まで行く路線で、モナコはその途中。一応外国なのに途中下車できる国境の緩さw もちろんパスポートなどいらぬ!

所要時間は1時間弱とのことだが、けっこう道が混むし、帰りは1時間以上かかった。また、モナコ→ニースは夕方だと通勤帰りの人が多くて、立ったままの恐れがある。疲れている時はかなりキツいので、平日は少し時間をずらすなど工夫を。

モナコ王国到着!

モナコ到着。バス停に関して事前に情報が得られなかったので、どこに着いたかわからず戸惑ったが、よく見たら観光局の前だった(笑)ほぼモナコの中心地だと思っていい。

往復のバス乗り場はここよ

私のようにうろついて時間を無駄にしないよう、行く前にこの地図をちぇけらっ!(クリック拡大)

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帰りのバス停も載せておいた。下りたところと少し離れているので要注意。 ちなみに帰りはパス使えなかったよ。出発地の料金制度に準じるのかもしれない。

南国の香りがする街並み

モナコの街。なんか金の匂いがするぞw ピンクがかった石造りの町並みで、南国チックな植栽が目立つ。屋上に庭園をのっけてるマンション(本当の意味でのマンション=豪邸)もたくさんあって、なんていうかやっぱり違う。ニースとは違う(ごめん、ニースw)

あと、警官がいっぱいいる。フランスで最も人口当たりの警官が多い地域なんだって。あ、フランスじゃなかったかw 取りあえずそれだけ世界の要人が集まる場所ってことだわね。安宿などはほとんどない。

カジノちゃん。テレビで見た人いるでしょー。朝だったが、やばそうな黒服のお兄さんがいっぱいいる。イタリアのモデルみたいなのに、目が笑ってない(汗)私には関係ない世界なので、中には入らずカジノを見ながら朝ごはんを食べるw

3000円オーバーの朝食とは

カジノの前にどーんとある「カフェ・ド・パリ」。カジュアルな恰好で入れるよと情報サイトが言っていた。それは本当。でも、そんなに高くないし食事もできるよと言っていたのはとんでもないガセだぜ!

カフェタイムはこんなパサパサのサンドイッチしかなくて、飲み物と一緒に頼んだら26ユーロ!ヒャッハー

3000円を超えている。チップも入れると、当時のレートで4000円超えてたと思う。眠かったけど目が覚めたぜw

王宮のある旧市街へ

モナコ値段の洗礼を浴びたところで、2番バスに乗って旧市街へ。1番でも行けるみたいだ。値段は2ユーロ。バスまで高いのか、モナコw

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こちら↑旧市街の観光ポイント。さっきカジノがあった東側のモンテカルロ地区とは、港を挟んで反対側の西の丘の上にある。ここはさらにセレブ度が高いなぁ。なにしろ王宮があるし、王妃の墓もあるし、ギラギラ度は下がるが、ぐっと上品でハイソな薫り。

プチトランでお上りさん観光

まずは海洋博物館の正面広場から出ている「プチトラン」に乗って、モナコ一周してみることにする。値段は9ユーロ。やはり日本円に換算すると高い(青筋)

ちょっとこっぱずかしいビジュアルだけど、坂の多いモナコの町を、45分でぐるっと回ってくれるので初めての人にはおすすめ。モンテカルロやF1コースも走るので、カメラ構えてどうぞ。ちなみに何かの情報で、撮影ポイントに来たらストップしてくれるって書いてあったけど、なかった。

とりあえず日本語ガイドは完備。こわれてるヘッドセットもあるので、最初にチェックした方がいい。

例のF1のトンネルにも入る。カーブのタイヤの跡が「おおっ」という感じだけど、普通に人が暮らすエリアだから、レースの最中はさぞうるさかろう。

コートダジュールは海岸線に山が迫っていて、平地はちょっとしかないのがわかるよね。だからみんな山の上に住んでいる。きっと目玉が飛び出る値段なんだろうけど、それでも住んでいる人はいるのだ。

海岸線を走る。素晴らしい眺め。やはりモナコの海も真っ青。

モナコ海洋博物館へ

終点は、さっきの海洋博物館(Musee Oceanographique de Monaco)前。面白そうなので、ちょっとのぞいてみることにした。

下が水族館、上が博物館の二段構えなんだって。それぞれ規模は小さいが、なかなかユニークだ。ちなみに海洋博物館と王宮はセット券があって、割引されている。後で王宮も行くつもりだったので、これ幸いとセットで購入した。

水族館でモナコの魚を鑑賞する

まずは地下に下りて水族館から。日本の水族館よりは、かなり小さ目な大水槽、やはり子供連れとカプ多し。世界の水族館で共通事項なのだろうか。

魚の展示自体は、ボリュームは少な目。ここでしか見られないものなどはないようだ。一か所、子供が「ピラヌー!ピラヌー!」と叫んでいたので見てみるとピラニアだった。一日何回か餌付けショーをやるらしい(すげー)

こんなきれいな魚もいっぱい。熱帯魚かな。こういう系のがけっこう多かった。

2階の博物館エリアへ

そして今度は二階へ。なんかすっごくかっこいい船長さんの書斎みたいな所に来たよ。ウイスキー、いや、ラム酒が飲みたくなるね~

部屋の隅々まで観察してみよう

隅から隅まで面白いものがぎっしり。これは楽しいな~

上の階は特にクジラとかサメのコーナーが充実してた。特に古代種のサメは興味深かった。

サメを触れる水槽もあったりして、学習施設に近い感じ。

そうそう、昔の潜水夫さんのダイビングスーツだけは忘れずに見て欲しい(笑)

後半では王宮へ。あの王妃のお墓へも……