スパイシーで濃い「南タイ料理」にトライ

バンコク、電車でGoしてみた

あちこちのブログに載ってるので今さら感があるが、とりあえず電車の乗り方を。MRTとBTSという路線がバンコク市街地ではメインで、これにスワンナプーム空港直結のエアポートレールリンク(ARL)と、タイ国鉄が加わる。このうちMRTとBTSについて記述しておく。

MRTはほぼ日本の地下鉄と同じ

2路線がバンコク市街をめぐるMRT。乗り方はほとんど日本と同じなので、戸惑うことはないだろう。チャージできるICカードもあるが、MRTにしか使えないので今回は作らなかった。作るときには有人窓口に行って手続きを。

さて、券売機。タイ語が読めない人がほとんどだろうから、右上にある「English」をぽちっと画面タッチ。次に行きたい駅をぽちっと。すると料金が出るので、お金を入れる。

機械の種類がいくつかあるようで、これはお札が使えるタイプ。ただ、反応がちょっと鈍いのもあって、そういう場合は窓口へ。また、コイン専用の機械しかない駅も多く、お札しかない人も窓口へ。皆さん日本より気軽に窓口でチケットを買う感じ。駅員さんは優しいので、行きたい駅の名前さえ言えれば大丈夫。

チケットというよりトークン。台湾のMRTみたいだ。これを乗るときは改札のパネルにピッと当てる。降りるときは自販機のコイン入れる所みたいな穴に投入。

ホームは、私が利用した駅では両側に線路があった。どっち向きか調べるには、このような↓看板が掲示されているので、これでチェックを。グレーになっている駅には行かない。

日本でも導入すればいいなと思った、ほぼ座席のない車両。これならラッシュ時に少しでも多くの人が利用できるし、車いすやベビーカ―も場所を取りやすい。

こちらはBTS、ほぼ変わらない

BTSの場合も、ほぼ同じ。ただしチケットがカードになる。要領は同じで乗るときタッチ、降りるとき回収(カードを挿入するスリットがある)

ホームはどちらも非常にきれい。乗客もちゃんと並んで待つので、マナーには気をつけたい。なお、すごく日本より厳しいのが飲食。改札の近くにはジュースやお菓子がいっぱい売っているけど、それらを改札の中で飲み食いするのはご法度だ。ちょっとでもジュース飲もうとしたら係員が飛んでくるし、カップ入りの飲み物を持っていても注意される。気をつけて~

南タイ料理の「Baan Ice」へ

私はタイ料理というと、どうしても東北イサーン地方のものが好きで、ついつい偏ってしまうため、今回は南タイ料理にトライすることにした。とは言っても大昔、プーケットで何種類かは食べたことがある。ただし記憶が曖昧だ。スパイシーで濃厚と言われる南タイの味、人気の南タイ料理店「Baan Ice」で堪能してきた。

バンコク市内に6店舗、トンロー店へ

タイ料理店の名前でよく見かける「Baan」これはハウス=店という意味で、こちらは社長のアイスさんの名前から店名が付けられている。小ぎれいで手ごろで美味しい料理に人気が集まり、あれよと言う間に6店舗。サイアムパラゴンなど、大規模ショッピングセンターにも入っているので、旅行者にもアクセスしやすいんじゃないだろうか。

しかし、あえてトンローへ。なぜかというとトンローには南タイ料理の名店が多い。せっかくならそういう街のムードも知りたかったので、駅からぷらぷらと歩いて行った。ビジネスホテルの1階にある。ホームページで見ていたより、カジュアルな感じの店構えだ。

予約はフェイスブックとメールで

人気店という事で、一応日本から予約を入れて行った。Facebookからメッセンジャーで予約の希望(英語)を伝えると、翌日には確約の返信が。最後にメールアドレスにもコンファメーションが送られてくるので、とても安心。

なお、この記事の最下段に公式のリンクを置いているので、予約の際はそちらからどうぞ。ついでに英語で予約するときの参考例も。へっぽこ英語だがちゃんと通じる。マイペンライw

入り口で名前を告げ、席へ。まだ19時では半分くらいの入りだったが、ひっきりなしに客が来てすぐに満席に。やはり予約はしておいた方がいい。英語を話せる店員さんは2名いた。メニューはおすすめ南タイ料理の他、観光客が好むパッタイやカレーなどもある。まずはタイのクラフトビールで喉をうるおす。

「CHALAWAN(チャラワン)」という、ペールエールではあるがちょっとアンバーがかったビール。これは濃くて美味しい。焙煎香はそこまで強くなく、切れがいい。そしてボトルとグラスがかわいい。値段はかわいくないが。

料理の方は量が分からなかったので2品。せっかくなのであれこれ頼みたいが、一人だと数がこなせないのが辛いところ。よって他の店ではなかなか食べられないもの、味の想像がつかないものにした。日本からメニューを見られるので、先に調べて悩んでおくことをおすすめする。

Baan Ice おすすめメニューはこちら

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豚なのに海老の味のする炒め物

私はチャレンジャーなので(笑)みんなの代わりに食べてみた、豚のガピ炒め。「ガピ」とは海老の発酵味噌で、タイ以外でも食べられる食品だが、特に南タイではよく料理に使われる。

無難に行くなら海老や野菜の炒め物などがいいのだろうが、この豚&海老もシグネチャーメニューに挙げられている。ならばいっちゃろう、日本に帰って食べられるようなものではない。

これじゃ。けっこう量がある。横にちょこっとサラダが添えられ、上には大量のカシューナッツ。豚は揚げてあるようだ。こういう場合はカロリーを考えてはいけない、笑うのだ。

なお、サラダの横に乗っているのは「ソムオー」というザボンの一種。日本ではポメロと呼ばれることもある。甘くないグレープフルーツのような柑橘で、繊維がしゃっきりした感じ。これを辛いソースで和えた「ヤムソムオー」というサラダも大好物だ。

お味の方だが、正直に言うと「濃い」。かなり甘いし、しょっぱい。白ご飯と一緒に食べるのがよさそう。まず強烈な甘みがきて、海老味噌がぶわっと香る、不思議なハーモニー。塩分もがっつり効いているが、とにかく甘さがはんぱない。肉の甘い味付けが好きな人にはいいだろうが、私はちょっと苦手だった。

タイのちらし寿司「カオヤム」

お次はいちばん食べたかった「カオヤム」。カオ=米、ヤム=混ぜる、なので「混ぜご飯」。南タイの名物料理だ。これをプーケットで食べて感動したことがある。何しろ見た目から美しい。さっぱりして軽いので、日本人の口にも合う。

このように、たくさんの具材がご飯の上に盛られてやってくる。きれい~。ここへマナオ(ライム)をきゅっと絞り、よ~く混ぜ混ぜ。ピリ辛のソースをたらして、さらに混ぜ混ぜ。

出来あがったのがこちら。タイのちらし寿司みたいなものだ。この店のカオヤムは「おじいちゃんのカオヤム」という名称がついている。家ごとにレシピもソースも違うので、いろんな店のを食べ比べてみると面白そう。この店のは、昔食べたものよりソースが辛め。たくさんかけ過ぎないよう、ご注意を。

ドリンク&デザートもご紹介

カオヤムのお供に、レモングラスティーを試してみた。普通は紅茶にレモングラスを入れたものが出てくるが、ここのはレモングラスのみを煮だしたもの。甘みは別添えなので、食事との相性が抜群だった。ノンアルの人はこれおすすめ。飲んだとに胃のあたりがすっきりする。

デザートはこの店の名物「ピンクの雪」。見た目がすごいしデカい!注文してすぐに出てきたが、専用の機械があるんだろうか。味は普通のイチゴミルクだが、食感がシャクシャクふわふわなのが楽しい。ただし、めーーーちゃ甘い。

その他の南タイ料理

濃くて辛くてパンチのきいた南タイ料理。この他にもいろいろあるので、知っている範囲で箇条書きにしておく。

  • ゲーンマッサマン(マッサマンカレー)
    じゃがいもと肉(チキンが多い)がごろっと入ったゲーン(カレー)。これは店によって味がかなり違う。マッサマンとはムスリムの意味らしい。スパイスが強めの南タイ料理の中で、これは比較的マイルド。ココナッツミルクとタマリンド(マカム)の風味が特徴。
  • パッサトーカピクン
    サトー豆という、南タイでよく食べられる豆と、海老をガピ(海老味噌)で炒めた料理。これは南タイの鉄板。私はサトー豆がちょっと苦手なのでパス。サトー豆は強烈な匂いとほろ苦さ(これがダメ)があり、食べると汗から匂いが出ると言われるほど。好きな人はらまらんそうだが。
  • ゲーンタイプラー
    魚の身や内臓が入った激辛カレー。かなり火を噴くので、中本の北極がいけるくらいの人におすすめ。「アオマイペッ」と言えば辛さがマイルドになるが、それではこの料理の旨さはわからぬだろう。
  • バイリアン~
    バイとは葉っぱのこと。「リアンの葉」を使った料理は南タイに多い。グネモンの葉とも呼ばれる野菜で、クセがなく食べやすい。「バイリアンパッカイ」という卵炒めが特に有名。スープやカレーに入っていることも。
  • クアクリン・ムーサップ
    豚肉のあらびき激辛炒め。いんげんなどの野菜が入っている場合もある。これはぶっかけ飯でいこう。おかずを並べている食堂でもよく見かける。高級店ではキャベツなどが一緒に出てきて、包んで食べる人も。
  • カオモックガイ
    もともと南タイのムスリムたちが食べていたスパイシーな炊き込みご飯。タイのビリヤニとも言われている。タイ料理のご飯系ではカオマンガイが有名だけど、これめちゃくちゃ美味いらしい。次回はぜひトライしたい。

予約はこちら。英文つき

Facebookのサイトはいくつかあって、中にはレイアウトの壊れたURLもある。現状でちゃんと機能するURLを貼っておく。公式ウェブサイトも見つけた。ここからメニューが見られる。下段は私がいつも使う予約の英文なので、適当に書き換えてご利用あれ。

公式ウェブサイト  Facebook

Booking request

Dear 〇〇 restaurant (ここは店名を)

I am writing to make a reservation for (ここに人数を入れる) people on (日時 例:1月26日昼の12時半からの場合 → 26th Jan from 12:30 pm).

I look forward to hearing from you soon.(お返事待ってます)

Sincerely,
(ここに予約者の名前)

Email : (アドレス)