まずは「ジョーク」で朝ごはん
今日から本格的にお寺めぐり。最近人気の「ワット・パクナム」に行ってみる。英語で書くと「Wat Paknam Phasicharoen」だ。インスタで見た人も多いだろう。
行く前にしっかり朝ごはんを食べておこう。タイの朝は、駅前近くの道端にずら~っと屋台が並んでる。麺類あり、ムーピン(豚串焼き)とカオニャオ(もち米)だったり、ぶっかけ飯だったり、甘そうなパンも見かけた。今回はタイの朝飯と言えばの「ジョーク」を食べに行く。
ホテル近く「Joke Ruam Jai」へ
ホテルから駅へ行く途中に、けっこう有名な店がある。名前は「Joke Ruam Jai(ジョーク・ルアム・ジャイ)」。ジャスミンシティホテルの道向かいだ。この緑色の丼マークが見えるだろうか。これはその道の専門家が美味しいと認めた印らしい。これはけっこうアテになるのでぜひチェック。
店の入り口はフルオープン。おかずが表に並んでいることもある。持ち帰りを買っていく人もたくさん。英語はまったく通じないので、指差しまたは頑張ってタイ語でしゃべろう。「二―」が「これ」の意味だ。
ジョークとはタイ式「おかゆ」
店の名前にもなっている「ジョーク」とは、タイ式のおかゆ。「ジョークプリンス」という店が有名だが、このルアム・ジャイもけっこう美味しいらしい。(ホテルマン情報)
ジョークの店ではあるが、とにかくメニューが多い。店の前にも料理の写真がついたクリアファイルのメニューが置かれている。朝から普通のおかずもOK。地元民はほぼ「カオゲーン」=ぶっかけ飯を頼んでいる。慣れると美味しいもんな、安いし。でも私はジョーク一択で。
これがジョーク。65バーツ。醤油を持ってきてくれたので「味が薄かったら使ってね」という意味だろう。しかし、味付けはしっかり。このままで十分だった。上に乗っているのは「パートンコー」という揚げパン。中華粥でいうところの油条だろう。ルーツは華僑だろうな、きっと。
ジョークの特徴は、どろっどろの形状と、中に卵が入っていること。ぐわーっとかき混ぜていただく。中に沈んでいるので、アレルギーのある人は要注意。
ワット・パクナムへのアクセス
バンコクで有名なお寺は王宮の近くに固まっているが、「インスタ映えの寺」こと「ワット・パクナム」は少し南西に離れている。歩いていくなら最近延伸されたMRTのバーンパイ駅がいちばん距離的に近いが、私はBTSのタラートプルー駅から乗り合いバンのソンテウで行くことにした。歩くのキライ!w
ソンテウってどんな乗り物なの?
「ソンテウって何?」って思った人。私も実はよく知らなかった。タイにはいろんな乗り物がある。ちょっと説明しておこう。
電車系……MRT、BTS、ARL(エアポートリンク)、国鉄
その他公共……バス、タクシー、バイクタクシー(モーサイ)
ロットゥー……長距離のミニバス。ルート、料金、発着所が決まっている。
トゥクトゥク……荷台つき小型トラック。基本は料金交渉が必要。
ソンテウ……乗り合いトラック。ルートはあるが乗り降りは融通がきく。
シーロー……プロンポン周辺を走る荷台つき簡易タクシー。
サムロー……あんまり見ないけど、チャリ人力車。
私はこれくらいしか知らないが、他にもあるのかもしれない。ソンテウは小さな範囲をぐるぐる回るエリアバスみたいなもので、値段が7バーツ前後と非常に安い。ルートの途中でも手をあげたら止まってくれるし、下ろしてもくれる。タラートプルーの駅近くから出てるって聞いて行ってみたんだが……。
※注:2020年1月現在、バス停封鎖中
本来のソンテウ乗り場は、赤い丸印。帰りの降り場が緑の丸印。大通りのバス停と一緒で、赤いソンテウが通りかかったら手をあげて止めて乗る。目印は、大きな「ザ・モールタープラ」というショッピングセンターが道向かいにあり、背後はローカル向けのマーケット。ピンクがタラートプルー駅で、コンコースの端にエスカレーターがあるので(青い丸)そこを下って右手すぐ。
場所はすぐわかったんだけど、なんと~工事中でふさがれている(下の写真)。どこか近くに移動しているはずだが、近くを探しても見つからず。ついてない……。仕方なく、駅まで戻ってGrabタクシーを呼ぶことに。
Grabタクシーの運転手さんから注意
駅の近く、高速道路がクロスしているあたり。Grabはすぐに空車が見つかったので、道幅が広い所で待つことに。アユタヤでキャンセルされたので本当に来るかなと心配したが、今回は来た。来たのだが……
マップで車が近づいて「どこにいる?」とメッセージ。すぐ近くですよと返すが、なかなか車が現れない。タイ語と日本語をアプリで自動翻訳しながらのチャットになるため、よく理解できず「車の色は?」と聞いたら、どうも20メートルくらい先に停まっている車がそれっぽい(車種とナンバーだけ出る)
近づくと、やはりそうだった。乗車してドライバーのおっちゃんに聞いたところ、駅や高速など主要な拠点の近くでは乗降できず、違反すると600バーツ?警察に罰金を払うことになるそうだ。なので、今度から気をつけてねと。片言の英語で教えてくれた。ありがとうおっちゃん!
このおっちゃんは日本に来たこともあり、とても面白い人だったので、50バーツを後でチップにつけといた。皆さんもGrabを呼ぶときにはちょっと駅などから離れたところで。そして、おっちゃんいわく「セブンイレブン前はやめてくれ」だそうだ。街のあちこちにあるので混乱するらしいw
お寺の前に素敵な地図があった
ワット・パクナムのど真ん前につけてもらった。細い通路があり、そこを抜けると右手にエメラルド仏塔、左手に本堂。通路前にはわかりやすい近隣地図がある。これ、何がいいってソンテウのルートも乗ってるし、歩いて行けるバーンパイ駅への方向も記載されている。ちなみにソンテウは降りるときは通路前だけど、乗るときはセブンの先から。お間違えなきよう。
※地図はクリックで拡大
通路を進んで右手がエメラルドの仏塔
これが通路。ここをずんずん進んでいく。このお寺はプミポン前国王72歳の生誕を記念して建立されたもの。着工が2004年、完成が2012年というから、バンコクでは非常に新しいお寺だ。インスタで人気になったが、タイのお寺は敬虔な仏教寺院なので、服装にはくれぐれも注意しよう。
日本語で親切に道案内がある。緑ガラス仏塔なのね。天井の青いイメージしかなかったけど。まあ、行けば分かるだろう。
仏塔だけでなく芸術品も必見
着いた。まずは仏塔から拝もう。この白い美しい建物の最上階にある。エレベーターは週末にしか動かしてないので、平日はえっちら頑張って上ることになる。ヨタヨタしてたら警備のおっちゃんから笑いながら「オーケーマイ?」と言われたので「マイペンラ~イ」とかえしたら爆笑された。
靴を脱いではだしで階段上り
舞踏のある建物はこのような白い段々スタイル。右にちらっと見えている入口が1階のエントランスで、そこから入場してもいいし、左側にある大きな石の階段を上がって2階からも入れる。
どっちにしても靴は脱ぐ。よく「足の裏が熱い」と言ってるブログを見るが、左の階段を上がったのだろう。1階からはいれば階段は室内なので熱くない。
まずは1階の宝物庫から見学
多くの人は「わ~い、最上階」と上がって行くが、せっかくなので1階からじっくり見た。肌を出してる人用に、こんな参拝着が用意されている。なんでタイのお寺に半裸で来るのかわからんが、枚数には限りがあるので勘弁してあげて。
中は仏教芸術の展示がされている。一般の美術館にはおいてないようなマニアックなものも多く、だ~れもいなくてガラガラなので、ゆっくり楽しめる。もったいないよ、すっ飛ばしたら。
なおもしつこく見学しながら上階へ。このうちわ素敵だった。熱い国ならではの芸術品。床がひんやりしていて、はだしで歩くと気持ちいい~
最上階の仏塔にやってきた
そして最上階。ここには仏塔しかない。高い天井を振り仰ぐと、写真で見た通りのキラキラ仏塔が。ひゃ~~~きれいっ!
仏塔なので、床に座って(なるべく身を低くして)見学する。つい上ばっかり見てしまうけど、下側の飾りもきれいなのでお忘れなく。自撮りしようとして近づきすぎて怒られている人もいたので、お寺という事を忘れないように見学すべし。
本堂の横には巨大な仏像が建設中。いつできるんだろうね。これもこのお寺の新しい名物になるんだろうな。
この後、本堂でお参り。皆さん真面目にお参りされていたので写真はなし。これの後は、素敵ランチへ向かう♪
帰りのソンテウの場所、上の方の地図にも載っているけど一応貼っておこう。緑の丸がエメラルド仏塔。黄色い線が来た時に通った通路。左側、セブンの下の駐車場がソンテウ乗り場となる。乗って「パーイBTS?」と言えば、降りる場所は寄ってたかって周りの人が教えてくれる(笑)
※クリック拡大
コメント
[…] 昨日、タイ式おかゆ「ジョーク」を食べた、「ジョーク・ルアム・ジャイ」へ再び。今日はジョークでなくてぶっかけ飯「カオゲーン」が目当てだ。カオゲーンとは、カオ(カーオ)=ご飯+ゲーン=おかず。日本ではタイカレーがゲーンと認識されているが、ご飯にぶっかけるものはひとめとめでゲーンである。 […]