コートダジュール&リヨン、美食の旅

憧れの南仏「コートダジュール」へ

パリとブルターニュは行ったことがあるけど、フランスの南部には行ったことがなく興味津々だった私。たまっていたJALのマイルで行ってきた。ヨーロッパ屈指のリゾートではあるが、いわゆるシーズンオフだったので、真夏よりゆったり楽しめた。海を眺め、芸術家たちの足跡をたどり、美味に舌鼓を打った日々。なんと有意義なバカンスだったことだろう。

旅のスケジュールはこちら

行き先・・・Nice, Lyon(ニースとリヨン)
日程・・・2014年10月25日~11月3日(10日間)
人数・・・もちろん一人旅
航空会社・・・日本航空(特典航空券)
ルート・・・(往)伊丹→羽田→CDG→コートダジュール
(復)リヨン→CDG→成田→伊丹
※往復の日本発着空港が違うのはJALの都合

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赤いピンがついているのがニース。ほぼイタリアに近い。パリとは気候も人の性質も食べ物も違う。日本で人気の「プロヴァンス」も、大きなくくりではこの地域が含まれる。

久しぶりの羽根田、国際線

伊丹を始発でひいひい言いながら出発し、羽田で国際線に乗り換えて、しょっぱなからタフなフライト。CDGからニースまではエアフラを別切していたけど、荷物をスルーで頼めたので、よかった。そういうとこはJALだな~。とりあえず江戸をイメージしたとかいう界隈を流してみる。外国人ウケはよさそうだ。

JALは有料だけとwifi飛んでるし(2014年の話)機内で充電できるのもいいね。そして荷物はエコノミーでも23㎏×2個まで預入OK。しかし…あちこちの有名店と提携してるJALの機内食。今度はなんと「空飛ぶ吉野家」(爆)

到着前の朝ごはんで出た。みんな不思議な顔して食べてる。実は私は牛丼が苦手で、手をつけずに置いておいたら、CAさんが「空の上で食べると美味しいんですよ~」とか、イミフなプッシュしてくるのでまじワロタw

CDGのトランジットを体験

ちょっと心配だったCDG(シャルルドゴール空港)での他社への乗り換え。ニースまでエールフランスを別で買ってしまい、乗り換え時間が1時間半くらいしかないので、大丈夫かなと思っていたが…

新しいブリッジでめっちゃスピーディー

JALの発着する2Eと、エールフランスの2F、最近できたブリッジで完全につながってた。これでもかとデカデカ書かれた案内に従っていけば、まず迷わないし、時間も2Fの入り口で検査受けて20分くらいで済んだ。でもT1への移動などの場合は、相変わらず1時間やそこらじゃ乗り損なう、恐怖の大空港であることは変わらない。

ニース国際空港に到着~

CDGからは、ちっこい機材であっという間にニースに到着。乗り継ぎが多かったのでロストバゲージが怖かったけども、無事に荷物ゲット。到着して20分後には自由の身に。ただ、ちょっと空港バスの乗り場がわかりにくいので、要注意。

空港の建物の外側にチケット売り場がある。そこで空港バス専用チケット(6ユーロ)を買う。クレジットカード使用可。この券、昔は1日パスとして使えたけど、今は空港→シティ1回+乗り換え1回(時間制限74分)のみ。

券を買ったら、乗り場番号を係員に聞く。乗り場は広いし、路線番号はA4くらいの紙に時刻表として貼ってあるだけ(さすがだな、フランス!)

空港バスは2路線ある(2014現在)

ちなみに、空港乗り入れは98と99の2路線があって、98が湾岸から旧市街を通り東側へ。99はシティの手前から駅方面へ向かう。所要時間は30分くらい。私はこの中心地「Albert 1er(アルベール・プロミエ)」で下車。たぶん、ここが一番降りる人が多いんじゃなかろうか。

なお、他にも空港路線はいくつかあるけど、停留所が空港のかなり外。旅行者は素直に専用車を使うのがおすすめだ。

ニースと近郊のバス:lignesdazur(英語版)HP

↑言っておくけど、むちゃくちゃわかりにくいでぇ(笑)

そもそもコートダジュールってどこ?

ニースの記事に入る前に、コートダジュールとニースとリヴィエラについて。なんかごっちゃになるよね。重複してるし、ややこしい。

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まず、コートダジュールっていうのはざっくりした地域のくくりだ。正式な地名じゃないので、手紙は届かない。日南海岸とか三陸海岸とか、そういうノリだと思えばよい(はず)。直訳すると「紺碧の海岸」みたいな意味で、「トゥーロン」を西端、イタリア国境を東端とする地中海沿岸の一帯を指すらしい。↑地図参照。

ニースはその東寄り(イタリア側)に位置する町の名前。カンヌとかも映画祭で有名。なお、「リヴィエラ」というのはイタリアのサンレモあたりからフランスにまたがる、海岸沿いの保養地を指し、フランス側は「フレンチ・リヴィエラ(French Riviera)」と呼ばれることも。

ニースの市内はこんな感じ

最後にざっとニースシティを。観光客がビーチ以外で集まるところは、国鉄の海側一帯で、以下のようにエリアをわけてみた。

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1・駅界隈は、観光施設は少ない。安いホテル多し。

2・マセナ広場からトラム沿いは、エトワールやギャラリーラファイエットなどがあるショッピングエリア。

3・旧市街は、飲食、雑貨屋など、迷路のようにぎっしりで、ニース随一の観光地。

4・港界隈。ここからイタリアやコルシカ島に渡る船が出る。美味しい店も多い。

ホテルは海に近いほど高級になるようだ。私は2のエリアに滞在した。表通りに面していたし、夜も明るいので注意して歩けばそれほど怖くなかった。ただし一本裏道に入ったら真っ暗。女性一人旅なら2のにぎやかなエリア、または海沿いの星付きホテルがいいだろう。

ちなみに美術館は歩いて行けるところは少ない。バスの路線を確認して、休みを確認(昼休みがある施設も)して、ゆっくり時間を取って出かけることをおすすめする。