暴れ食いしたが後悔はしない
朝から何も食べずに台北に着き、もうお腹ペコペコ。しかしこの後、私は3000カロリーは確実にいったと思われる暴食をしてしまう。だって…台湾だもの。現地の女子たち…がっつり食べるんだもの。おすすめのスイーツも…教えてもらったからにはトライしないと。とにかく食って食って食いまくったので見てやってほしいw
台湾の伝統的おやつ豆花
日本でも最近はたまに見かけるようになった「豆花(ドウファ)」。食べた感じはシロップをかけた豆腐だが、厳密にいうと凝固剤がちょっと違う。ほわん、ぷるん、とやさしい口当たりで、懐かしい甘さがお気に入りである。
老舗の味「古早味豆花専賣店」
ホテルからMRT「双連駅」に向かう途中のアーケードにある小さな甘味処。昔ながらのスタイルの豆花や氷を食べたい人にはおすすめの一軒だ。
場所はここ。周りは食べ物屋が多い。誘惑に負けないように歩くのが難しいエリア。アーケードの天井に下がっているこの看板が目印になる。
トッピングに悩んだら番号でオーダー
台湾のスイーツ屋さんに行くと、たいていこのようなトッピングのケースがある。豆花でも氷でも、これを選んで乗せてもらうのだが、普通の日本人にはわからないものが多い。
右側の団子は、どっちかがサツマイモでどっちかがタロイモだが、見分けがつかん!でも台湾ガールはちゃんとわかってる不思議w
そういう悩める日本人には、あらかじめトッピングがセットになったものがおすすめ。英語で書かれているので番号で選んで指さしすれば、とりあえずヘンテコリンな組み合わせは避けられる。
これはNo.5。豆花にブラックタピオカ、レモンの愛玉(アイユイ=木の実から作ったゼリー)をのせたもの。さっぱりしてやさしい甘さでつるるん、ああ幸せ。タピオカのもちもち感がたまらん。台湾ではこのもちもちした歯ごたえを「QQ(キュキュ)」と表現する。
焼きいもの誘惑に勝った
今から友人の台湾ガールズと待ち合わせ。その途中にある焼きいも屋。ここがいつもヤバい。食「烤(ゴウ)」というのが炭焼きで、「地瓜(ディーグァ)」がさつまいも。近くに行くだけでいい匂い(うっとり)
台湾のさつまもは、日本のより小さいけどめっちゃ甘くてクリームみたい。よく考えたら沖縄の近所だから安納芋の親戚かも。初めて食べたときは、あまりの美味しさに感動した。今回は食事の前だから買えない。後ろ髪を引かれながら通り過ぎる・・・
現地人おすすめの「鼎旺麻辣鍋」へ
台湾ガールズのひとり、グルメなM嬢が予約してくれた麻辣鍋の人気店「鼎旺(ディンワン)」にやってきた。ここはもともと台中の店で、台北に進出してか話題になっているそうだ。予約なしで行くと並ぶことになるが、段取りしてくれる人がいるとスムーズだわ。しかも一人では食べられない本格的な鍋(わーお♡)
おしゃれな店構え、近所に支店も
台湾の鍋の店は、だいたい親父っぽいところが多いイメージだが、見てこのシャオツな感じ。「カフェかよ!」と思いながらドアをあけたら八角と花椒の香りが襲いかかってきたので、やはりここは麻辣鍋の店で間違いないw
場所はMRTで言うと大安(ダーアン)。あまりの人気っぷりに、歩いてすぐの場所に支店ができてる。そして地元の若い人でびっしり満席。
メニューは英語表記あり
メニュー見たいでしょ、見たいよね?(笑)一応英語でも表記されてるけど、それでもわからんもの多いわ。ガールズいてくれてよかった(ちなみに彼女たち、一人を除いて日本語ペラペラ)
きのこの種類が多い。しいたけ、しめじ、エリンギは台湾でもよく食べる。麺の種類「冬粉(トンフェン)」は、はるさめのこと。化学麺はインスタントラーメン(笑)「豬血糕」は豚の血を固めたものだが、最初から鍋には台湾人の大好物「鴨血(ヤーシュエ)」が入ってる。しかもおかわり自由なので「いらんよね~」と却下。
野菜は日本でもよく食べてるものが多くてわかりやすい。いちばん上左の「Chrysanthemum」は春菊、 「竹笙」はきぬがさだけ、「芋頭」はサトイモみたいな芋。きゅうりも鍋の具になるのが台湾スタイルだ。
魚介その他。ここらは見たらわかるものばかり。「豆皮」は湯葉みたいなの。「虎皮」はそれを揚げたやつ。下左部分、「鴨血」と「豆腐」は最初から入ってて追加自由。スープは赤白2種。「鴛鴦(インヨン=おしどり)鍋」という。
メインのお肉。牛豚鶏羊、そしてモツ類。牛肉は部位によってランクがあるみたい。わからんのでガールズに任せた。薄切りなので食べやすいはず。
麻辣鍋大会、スタート
まずは巨大な「鳳爪(フォンジャー)」がやってきた。日本では「もみじ」と呼ばれる鶏の足先。ええっ、台湾ガールズだれもこれ食べないの?みんなあんまり好きじゃないんだって。日本人の私だけがかぶりつく変な図。
まずはタレを調合するよ
鍋を煮ている間に、タレを調合する。テーブルに丼で置かれる薬味ミックス(ねぎ、香草、にんにく、しょうが)を器に取り、酢と鍋のスープ、好みで醤油や辛味を足して好きな味を作る。私は酢が多めが好きかな。
スープは、白い方があっさり塩味。赤い方はスパイスがきいたピリ辛。どちらもダシがきいていて塩気がほどよい。さすが人気が出るわけだ。美味しいので交互に食べた。スープが減ったらどんどん足してくれる。
これは魚のすり身。日本みたいに丸くきれいに団子にする女子アピの人はいないので、ちぎっては投げのフリースタイルである。味は淡白でうまい。
きのこは盛り合わせにした。見慣れたメンツで安定の味わい。
これは季節のお野菜。名前わからない、サラダ菜を固くした感じ。
野菜の盛り合わせ。左側でカーブを描くのは冬瓜、中央はキャベツ。
牛肉、脂のなるべく少ないところ。日本同様ごくうすスライス。
豚肉。個人的には牛肉よりも豚肉の方が美味しく感じた。
よくわからない部位の肉。左の器具でしゃぶしゃぶしていただく。
鴨血は食べると好きになる味
先述の「鴨血(ヤーシュエ)」。台湾のピリ辛系には決まって入っている、鴨の血を加熱して固めた食材。見た目はなんとなく腰が引ける人も多いだろうが、食べてみると印象が変わる。
つるん、ぷりっ、もちっ。そしてクセがない。味が浸みやすくて旨味もたっぷり。「あれ、意外と…美味しい?」となる不思議な食べ物だ。
最後の締めは、麺と悩んだ末に「油條(ヤウティアウ)」に決定。細長くてスカスカした揚げパンで、豆乳やお粥に入れて食べることが多い。お鍋に入れても汁を吸いこんでなかなかオツなものだよん♡
台北で流行ってる「黒糖タピオカ」
ガールズに「台北、いま何が流行ってるの」と聞いたら「黒糖」と返ってきた。沖縄産の黒糖スイーツが大人気で、中でも黒糖タピオカミルクティーは「来てます!」という事だったので、デザートがわりに飲んでみた。
「吉龍糖」チェーンはまちがいない
偶然に見つけたドリンクスタンド。人が並んでいたので試しに買ってみたら大当たり。ガールズいわく「その店はすごく流行ってる」そうだ。こういう勘だけは外さない。
選んだのは「濃厚ミルク」の黒糖タピオカティー。中国語では「黒糖珍珠厚奶」。いろいろバリエーションがある。黒糖の味を確かめるため、いつもの砂糖半分(半糖=バンタン)はしなかった。店のお姉さんに「よく振ってね」と言われた。シロップが底にたまっているのだ。
飲んだ感想「ちょ、うめぇ」なにこれ予想を超えてる。タピオカもすごく弾力があって、リピートまちがいなくすると思う。ただ、氷を抜いてもらうとよかったかな。(去冰=チュービン)冰ばっかり残ってタピオカがストローでキャッチできない!
そんなこと言っても注文方法わからんぜ~という人は、前回の記事に掲載したこの表を利用するべし。DLしてスマホに入れておけば、見せるだけで好きな甘さと氷の量をオーダーできる。