楽しすぎる!「ロンドン交通博物館」

こちらの記事は2012年の再掲です。多少情報が古いことをご了承ください。

ロンドン交通博物館へ

地下鉄に乗って、コヴェントガーデンへ。平日でも人が多いな~。向かう途中、先日パントマイムしてたシルバーレディが、果物屋さんのブースにいた!みんなで交代しながらパフォーマンスしてるのかな。顔もシルバーに塗ってるけど、お肌が荒れないか心配になる。

ここは必ず行った方がいい

ここの広場の一角にある「ロンドン交通博物館(ロンドントランスポートミュージアム)」がお目当て。すごく人気のある観光施設であるうえに、ロンドンっ子にも愛されている。しかも子供たちのお休みの最中とあって、先日ちらっと見たときには、入場待ちの列ができてて入るのやめた。

エントランス。今日は先日よりすいてそう・・・・と思ったら並んでる。

ひとりひとりメンバーズみたいなのに登録しながらだから、券を買うだけなのにひとり5分くらいかかる。でもみんなじっと待ってる。それがイングランド的。

世界最初の鉄道、地下鉄の歴史がぎっしり

この「交通博物館」は、文字通りロンドンの交通について網羅した施設で、世界で最初の鉄道、そして地下鉄が開通した、乗り物王国イギリスの誇りを感じる場所だ。敷地面積こそ、大英博物館やナショナルギャラリーの比ではない狭くるしさであるものの、本気度がすごい。子供も大人も、ちょいと気合の入った乗り物マニアも、一様に楽しめるよう、とても丁寧な展示がされている。

入ってすぐの一階は、ロンドンバスがお出迎え。今は走っていないタイプのダブルデッカーも、中に入って楽しめるようになっている。

当時の交通局で働いてた人たちの写真。みんなのお陰で動いてる。

現在のロンドンバスは、これかな?(もしくはこれに近い形)一部、古いタイプのバスも観光客用に走ってる。ルートは二つだけだけれど、気分を味わいたい人はぜひ。

こちらはロンドンタクシー。バンデン・プラだったっけ?かわいい形。

交通ポスターのかわいさよ!

乗り物以外にも、ちょっとしたゲームがあったり、子どもたち大喜び。そして館内あちこちに展示されている昔の交通ポスターが最高。

交通なぞなぞゲーム。私にはさっぱりわからん。

ミニバス。街中では見かけなかった。
ここより怒涛の交通ポスター祭り

ダーツをモチーフにしたカラフルな一枚。

このフォントかわいいな~。今はこんなのないよね。

色使いが素晴らしい!これも今はないトリコロール。

馬車でなくて電車が早いよ~という比較が面白い。

ひげの形が昔っぽい。しかしこの文字の配列、おしゃれよね。

地下鉄が47000000ポンドかけて工事を行う内訳が書いてある。意外とエスカレーター高い。

ピカデリーサーカスからハマースミスまでの所要時間。わずか6年で5分も短縮。

さらに、年間を通じて地下鉄は安定した気温で快適ですよ~

最初のチューブ工事風景すごい

また展示に戻る。これはファッションからして70年代ごろかな?当時の電車の内装を復刻した車両。

手前にはロープが貼ってあるので中には入れないが、なんだかその頃の電車に揺られている気がしてくる。楽しい!てゆーか、奥のお兄ちゃんの髪型とパンタロン、最高www

本当にチューブ(筒)を入れるってか

そしてこちらが面白い!最初の地下鉄工事、こうやってたんだね!

地面に穴を掘って、筒(チューブ)を入れるんだけど、こんな浅いところに!大江戸線六本木駅など地下42.3mだっていうのに(笑)

でも、この工事は見たかったな。携わった人も、未来への一歩くを作ったことを誇らしく思ったと思う。このミニチュアみてるだけでも、わーっと血が熱くなるもの。下は開通時の写真。女性のドレスが前時代だ~

またポスター&展示に戻る

まだまだポスターは続く。こっちはバスの広告。普通自動車いっぱい使って69名。バスなら一台で運べる、という告知。

このファッションのおしゃれなこと。特にブーツがたまらない。

こちらは昔の電車の車両。中に誰かいる!と思ったら人形~

古い切符。今の切符よりカラフルでかわいい!
鉄道馬車というのがあった時代
グリニッヂからウォータールーへ。路面電車の動力は・・・

なんと2馬力!この鉄道馬車は、けっこう最近まで使われたはず。この大きな車体、しかも屋根まで人を乗せて引く馬は大変だっただろう。

これも鉄道馬車。屋根のデッキに上がる階段がついてる。

これは四頭建て。オムニバスって書いてある。音楽のオムニバスはこれと同義?

ジンリキ?イギリスにもあったの???

英国鉄道の礎である、蒸気機関車。誇らしげに飾ってあった。この乗り物が世界を変えたんだよね。ほんと、鉄道ってすごい。

下は現在のTUBE。ほんとに天井が丸いのよ。

デザインの勉強になるものたくさん

この他、よいデザインのものが山盛りある。これは色合いがたまらないサインボード。

古地図とディストリクトラインの路線図。マニアにはたまらない一品ですなぁ。

デザイン秀逸。ハサミがヴィクトリアラインの「V」になってる。

現在の地下鉄駅、アルドゲートイーストって言ったことないけど、すいぶん近代的な駅舎になっているようだ。でもほかの駅はみんな古臭いレンガの建物が多い。

今回最も気に入ったポスター。東洋の焼き物を意識しているような色とグラフィック。九州新幹線「つばめ」のデザインに通じるところがある。

3時間粘っても足りなかった

もちろん最後は楽しすぎるショップで散財。ロンドンみやげの宝庫でっせ。しかも、一般のショップにないものばっかり。必ず立ち寄り推奨。

閉館まで粘って、本日は終了~~。ほんと、ものすごく楽しいところだった。乗り物が好きな人だけでなく、みんなに見て欲しい夢のある場所。

夕暮れのコヴェントガーデン

夕方のコヴェントガーデンは、屋台がすらり。

バラマーケットほどの規模じゃないけど、スナック類が立ち食いできる。

ええっ、だちょうのサラミ!美味しいの?

焼きたてピザ屋さん。ピザは世界中どこでも正義。

シェパーズブッシュ「Westfield」

美味しそうなものが並んでいたが、しかし私は電車に乗って、はるか西側のシェパーズブッシュ駅へ。

「Westfield」という、西ロンドン最大のショッピングモールで、雑貨やらなにやら大量に買出し。だってもう帰国が近いもんね。ここはでっかいスーパーがいくつか入ってるので、さくっと買い物するのに便利。

夕飯はトルコごはん。持ち帰りだって言うとるのに、皿にもりつけたおねーちゃん、指摘したらキレて食べ物を投げ捨ててこわかった(涙)

メゼの中身は、フムス、ババガヌーシュ、タッブーレ、キョフテ、レンティルと長種の米と葱とハーブ、チーズ焼、ピクルス。さすがに今日は疲れまくり。食べてる途中で目がつぶれそうだった。