最後の夜はイサーン料理で

おお、これが噂の「メイソウ」

「ピア21」に行った帰りに、「ターミナル21」を探検してきた。先日行ってみたサイアムパラゴンやセントラルエンバシーよりは、かなり若者向けというか庶民向け。買いやすい店がたくさん入っている。地下には例の高級スーパー「グルメマーケット」もあり、最終買い出しに非常に便利だった。

この日はちょうど春節のパレードをやっていて、ビルの中を龍が練り歩いていた。パレードが龍ごとエスカレーターを(しかも演奏しながら)上がって行く光景は初めて見た。びっくり!ついでに地下のお店にもびっくり!(続く)

ちょ、DAISOと隣りあってるし

「グルメマーケット」のある地下1階、その横にも薬局とかいろいろお店が入ってるんだけど、奥の方に何やら見慣れた看板「ダイソー(DAISO)」を発見。それだけなら「ああタイにも進出してるのね」で通過するんだが、その隣がなんと「メイソウ(MINISOU)」なのだ。写真下、黄色い丸がダイソーで、青い丸がメイソウ。

メイソウって、ダイソーと無印良品とユニクロを合体させたイメージで売り出してる中国の企業で、確か知的財産関連の裁判を多数抱えてるんじゃなかったっけか?それが隣り合わせで営業してるのが異世界感あるw

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「Changnoi」でイサーン料理の夜

最終日の買い出しを終え、いよいよラストディナー。ちょっと遅くなった(と言っても8時)ので、ホテルの近くで食べることにした。タイ料理で最も好きなイサーン(東北)料理。野性味あふれるお味を求めて「changnoi(チャンノイ)」にやってきた。駅で言うとアソーク、スクンビット、どちらからでも徒歩圏内。

店構えからして「イサーン」っぽい

店の前の道路まで調理ブースがせり出し、ガンガン燃えている炭火で豪快に肉や魚が炙られている。この野趣あふれる感じが、まさに「イサーン料理店に来た~」という興奮を盛り上げてくれる。最近流行のスタイリッシュなイサーンもいいけど、やはりちょっと荒々しくないと気分が出ない。

いくつか店舗があって「チャンノイ、ティーニ―?(ここチャンノイよね?)」と尋ねたら「並んでる3店舗全部だよ、がははは」とのこと。まずは焼いているものを確認し、中に入って適当な席へ。クリアファイルのメニューが来る。英語で書いてあるので、観光客も多いのだろう。

せっかくならイサーンの鍋「チムチュム」も食べてみたいが、それだと他が入らなくなるので、今日はベタな酸っぱい辛い味の肉メニューにする。

ベタなイサーン料理をガツンと

店内にはタイ演歌が大音量で流れ、常連と思しきおじさんがウェイトレスさんのお尻をなでまくっている。そして奥のテーブルでは日本の駐在さんが議論をかわしているが、けっこう荒れていて、何て言うか……お疲れ様っすw

しばらくすると注文を取りに来てくれて、まずはビアリオ。「アイス?」と来れたので「マイサーイ」でお願いした。氷なし、ビアリオの瓶。これよ、求めていたものは。チャーンも美味しいけど酸っぱいんよね。

第一の皿、「コームーヤーン」。イサーンだと多くの人が「ガイヤーン(焼き鳥)」を食べるが、せっかくなので日本ではなかなかメニューにないものを。これは、豚の喉肉の炙り。

皮の部分がカリッと焼けて、炭火の香ばしい風味がふわっと。歯ごたえはしっかりあるけど、噛みしめると旨味がじゅわっとくる。つけダレ(ナムチム)は、遠慮なく辛い。そしてハーブとマナオの酸味が効いている。ビールがすすんで仕方ない!

第二の皿は「ヤムヌア」。ピリ辛のビーフサラダだ。メニューを見て近いものがあったので「これヤムヌアかなあ」と聞いたら「違うけど、作れると思うからちょっと待ってて」と、調理場に聞きに行ってくれた。家でも作るくらい大好物。「できるよ~」と言わわれ迷わずオーダー。

炭火で炙った牛チョップに、玉ねぎ、トマト、大量のパクチー、マナオ、唐辛子。辛くて塩辛くて酸っぱいイサーンの味そのもの。もちろん、美味しい汁はカオニャオ(もち米)をディップしてアローイマーク(とても美味)となる。

さて、お会計。ビアリオの大びんと肉料理2品、これとカオニャオで合計270バーツ!!! ホテルのランチセットが500バーツ、Eathaiのビール1本310バーツだったよね。安い~~~約1000円、大人数できたらたぶん800円くらいで大宴会できるね~

美味しかったしサービスもよかったので、300バーツをテーブルに置いて出てきた。もしアソーク界隈でイサーン料理を探しているなら、ちらっと寄ってみてはいかが。メニューも非常に豊富♪