超ローカル朝ごはんに挑む
昨日の麺線もローカル度が高かったが、今日はほぼ観光客が行かないジャンルを行ってみる。ホテルのある「迪化街」は台北随一の問屋街であるが、その従業員さんたちが仕事前に朝ごはんを食べる店がある。今朝はそこへお邪魔した。
永楽市場前のお粥屋さん
店の名前は「永楽市場清粥小菜」。Googleマップなら、最高にクローズアップしてようやくピンが出てくる小さい店だ。基本、迪化街は乾物が中心で食べ物屋が少ない。特に朝ごはんからやっている店は、永楽市場の周りに集まっている。
まず、赤い盆を手に取る。左にお粥があるが、こぼれやすいのでそれは最後。先に右に進み、おかずを吟味する。
食べたいものを指さしで「ヤウ、チェガ(これください)」でOK。
これで200円くらい。安いね~
野菜が中心でヘルシー。ちょうど目玉焼きが出来上がってきたので、ひとついただく。ちなみに中国語では「荷包蛋(ヘバオダン)」という。
もっと山盛り頼みたいのを我慢して、これだけ。後でおやつと買い食いがあるから。でも、けっこうおかゆの量が多い。お浸しはサツマイモの葉よん♪
あらっ!日本人は来ないと思ったらゴローめw
となりはビーフンの店。3軒くらい小さい店が並んでいる。
サンドイッチ屋さんもあるよ~
朝はパンじゃないと、という方はすぐ向かいにサンドイッチ屋さんがある。「Good Morning」は台北市内に何軒もあるサンドイッチや軽食のチェーン店。グッドモーニングと言いながら夜まで開いてるぜw
ここはメニューが多いのよ。パンだけでなくて豆乳やら厚餅やら台湾式の朝食メニューもある。ただし全部お持ち帰りバージョンで出てくる。
手っ取り早いのは、店の前に出てるサンドイッチ。100円くらいでこんな立派なサンドイッチが買えるのは嬉しい。
こちらはモーニングセット。200円くらいで紅茶もついてる。手書きの「熱狗」はホットドッグ、「起士」はチーズ、「蛋」は卵、「堡」は砦の意味だけど、たぶん私の勘がハンバーグではないかと叫んでいるw
この店で私が購入したのは「米漿(メイチャン)」。豆乳(豆漿)」の米バージョン。いわゆるライスミルクだが、台湾ではこれをよく朝食に飲む。お米が炒ってあるので香ばしい。ミルクティーっぽい味。
場所はここね。赤がお粥、青がビーフン、緑がグッドモーニング。市場の周りは探せば朝ごはんの屋台がぼちぼち出ている。勇気を出して飛び込もう。
小売りOK!楽しい問屋めぐり
さあ、お腹いっぱいになったら問屋めぐりに出発。迪化街(ゆうかがい/ディホワジェ)には問屋が集合していて、ほとんどの店が小売りもOK。同じ業種の店が通りごとに固まっているので買い物がしやすい。ぜひ時間を取って台湾ならではの商品をお安くショッピングしよう。
まずはお香のお店をのぞいてみる
中国のお香はいろいろ種類が多くて、このような店の外に置いてあるのは、お寺などで使うもの。もうもうと煙が出る線香だ。それゆえ、部屋の中で炊くのには不向き。
店内にはこのようにパッケージになっているものが並んでいる。煙の少ない室内タイプを聞いてみよう。煙は「烟(ヤン)」なので、「少烟」と紙に書いたらわかってくれた。
お菓子、乾物パラダイス
袋や箱に入ったのもあるけど、なぜかこのようなバラ売りが目立つ。かごに入れて好きなだけ買えるので、小袋に分け直して会社の同僚におみやげにするのもよさそう。日本にはない飴ちゃんがいっぱいあるよ。
これは椎茸!こんなでかい袋、逃亡犯が潜めるっちゅーねんw
お米も種類がいっぱい。このような問屋や市場で「斤(ジン)」と書いてあるのは1斤=600gで、「公斤(コンジン)」と書いてあったら1㎏。ありゃーややこしや~。ちなみに「公克(コンクー)」はg。
これ何だと思う~~?な~~~ま~~~こ~~!高級食材だよ。
こちらは漢方薬コーナーで見つけた「蝶豆花」のお茶。バタフライピーという豆の花で、お湯を注ぐと真っ青な色が出る。レモンを浮かべると紫に。「驅蚊包」は防虫剤で、部屋につるしたり扇風機にしばりつける人も。
これは少し濃く淹れすぎたけど、ものすごくきれいなブルーが出る。
お店の人がまったりお茶するためのテーブル。お茶専用のがあるのね。
女子に大人気のカゴバッグ
日本の女性にも大人気のカゴバッグ。私はかさばるから買わなかったけど、この日も次から次へと女性客が訪れては、お買い求めになっていた。この「高健」は有名。中にもたくさんあるのでずいずい入って行こう。
この並びはずらっとカゴ屋さん。同じものが並んでいるので、その店のオリジナルではないようだ。値段が微妙に違うのでチェックはしっかり!
カゴといっても、プラスチックを編み込んでるものも多い。
これだけ大量のカゴ、本当に売れるのかというくらいカゴだらけ。
おやつはフルーツアイス
2時間ほど歩き回って疲れたので、フルーツを使ったスイーツが人気の「枝仔冰城」へ。もとは台湾バナナの卸から始まった店で、看板もバナナ。
店頭のアイスケースが狙い目
お店の中でも食べられるが、今回は店頭のアイスケースをチェックする。左下に写ってる水色のやつね。
自家製のフルーツアイスキャンディーがずら~っと。こんなの選べない。
カップのもある。さらに迷う。値段は30~40元。
パッションフルーツに決定。「百合香」というのが中国名。店の前にベンチがあって、座って食べられる。さすがにフルーツの専門店だけあって、果実の味がとても濃厚。甘み控えめなので、すっきりした味わいだ。
これにて午前の部は終了!
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