コタキナバル最終日の現地メシ

最終日の朝ごはん

こちらは2011年の記事を再掲しています。現在とは情報が違う部分がありますので、予めご了承ください。

いよいよ最後の朝。名残惜しい気分でベッドを片付け、朝ごはんへ。何を食べようか、うろうろ。ナシ・レマ(マレー式朝定食)もいいし、露天のお弁当屋さん、クダイ・コピ、パン屋さん・・・さまよううち、見てしまった!こんな美味しそうなお饅頭。

中華のおまんじゅうをゲット

たまらず叉焼包(チャーシュー入り)と蓮餡包(蓮のあんこ入り)をテイクアウェイに。でっかい蒸したてが、1個40~50円くらい。店の中で汁そばなどと一緒に食べるのも良さそうだ。

こちらはホテルのとなりの食料品屋さん。朝は惣菜や弁当を表に出して売っている。マレーシアの庶民的な朝のメニューなのだろうか。菓子パンやサンドイッチに混じって、見たこともないようなメニューが並ぶ。

下の緑の箱にある、色鮮やかな四角いものはケーキ。かなり甘い味だと、ホテルのリンリンが言っていた。人工色素もこちらではガンガン使うようだ。

この他に、おなじみのご飯の上におかずをのせた、ナシ・チャンプルのようなパックもあり、こちらはお昼の弁当として買っていく人が多いらしい。

ホテルに帰って早速、おまんじゅうをがぶり。むむっ、日本のものより皮のボリュームが多い。香港などで食べる肉包よりもさらに。要するに中身が少ない(笑)きっとこれは主食代わりに何かと一緒に食べるのだろうと納得し(味はそこそこ)、半分だけ食べてギブアップ。

ちなみに後ろに写っているドリンクは「100PLUS」と言って、シンガポールやマレーシアでは一般的なスポーツドリンク。さっぱりして美味しい。

もう一回ラクサを食べて帰る

朝ごはんの後は、部屋を整理して荷物をまとめ、フロントで宿泊費の清算をしたり、あらかたの用を済ませたあと、近所のスーパーにお土産の買い物に。心はずむ海外スーパー回り(とても楽しい)である。

あの味が忘れられなくて

その前に、早朝にちょい喰いしたお饅頭で、半ば空腹な胃につめこむ最後のラクサを食べに行くことに。もう、先日のあの味が忘れられなくて、これを食べずに旅立つことは無理。

今回は太い方の麺、ミー・クニンで注文。もう2回目にして慣れたものである。厨房前のおねーさんに「ラクサ、ミー・クニン!サトゥ、キッチャイピン!」そして、そのまま適当に座る(笑)

きたきた。飲み物込みで10RM。270円である。この太い麺の方が日本人には好まれるかもしれない。柑橘をしぼって、海老味噌をガーッと入れていただく。うまい。来てよかった。

クレイポットも有名なYee fun

途中、かわゆい少年が、味噌のおかわりをもってきてくれた。もしかしてエンドレスで追加できるのだろうか。この海老味噌だけでも買ってくればよかったと激しく後悔。非常にコクがあって美味しかったのだ。

ちなみにこの店は「クレイポットライス」(土鍋の炊き込みご飯)でも有名らしい。今回は食べる機会がなくて残念。でもなんとなく自分ちでも作れそうな気がする(笑)

さらにスリアサバで〆の飯

この後、山ほどお土産のお菓子やお茶を買い込んでホテルへ帰り、荷造りをしてタクシーの予約。そうしてるうちに出発まで1時間ほどになり、早めの夕飯だか3時のおやつだかをいただきに、見晴らしの良いスリアサバのフードコートへ。ちなみに写真だけ見ると食べてばかりに見えるが、5時間ほど経過している(笑)

最後はナシ・チャンプルで決める

最後のメニューは、やはりナシ・チャンプルで。チキンカレーとお野菜をたくさんいただき、アイスライムティーでさっぱり。ホテルに戻った頃には、ちょうどタクシーが着いていて、荷物をトランクに詰め込み、ホテルを後に。

ちっちゃい部屋だし隣は火事になるし、いろいろあったけど、大好きだったな、このホテル。ロジェンヌとリンリン、素敵な二人のお陰で楽園を体験できた。ほんとうにありがとう。

コタキナバル空港へ

めっちゃお喋りな運転手さんのタクシーで、爆笑しながらコタキナバル国際空港に到着。小さいけど、きれいな空港だ。ロビーでは絵の展示会をやっていた…が、どこかで見た写真の模写のような?これ、売って大丈夫なんだろうか(著作権やばいんちゃう)

スコールが見送ってくれたよ

今回は余裕を持って空港に着き、チェックイン後にショッピングでもするつもりだったが、荷物預けのトラブルでセキュリティとカウンターを4往復もしたので、肉体的にも精神的にも疲弊してしまい、何も見ないままゲートイン。

このあたりから、ぽつぽつだった雨が本格的なスコールに。こっちは降るときは雨脚が強い!写真で伝わるだろうか。日本のビニ傘くらい突き破りそうな勢いだ。この中を、我々のスーツケースがびしょびしょに濡れながら積み込まれている。私のケースは布地なので、たぶん中まで浸みているはず(号泣)

シンガポールまでは「シルクエアー」

そして搭乗。今回はシンガポールエアラインのPEXを公式サイトから購入したが、シンガポールのチャンギ空港からコタキナバルまでは、シンガポール航空の子会社である「シルクエアー」で運行する。

シルクエアーはいわゆるアジアのLCC(ローコストキャリアで、飛行機もちっちゃいし機内もシンプル(親切な言い方をすれば)、キャビンアテンダントやカウンターの人々も、無駄をはぶいたオペレーションを徹底しておられる模様。機内に入って袋から毛布を出して脱力した。洗ったまま突っ込んだのね…。

やがて飛行機は大雨の中を離陸。しばらくは外はグレーの雲の中だったが、ある瞬間、ぱっと光が差し込んできた。雲を抜けたそこには、なんとあの海で見た真っ赤な夕陽が!

あわててカメラを取り出し、まさに地平線に消えかかる太陽を夢中で撮影した。まるで、夕陽がお別れの挨拶をしにきてくれたようだった。

この太陽と、海と、雄大な熱帯雨林にふれて、大自然のパワーを受け止めた一週間。自分にとっては初めての熱帯一人旅だったが、最高にハッピーだった。またいつか、この夕陽に再会できる日を夢見て。Seyamat tinggal!