コタキナバルのダウンタウンへ

KKダウンタウンはこんなところ

こちらは2011年の記事を再掲しています。現在とは情報が違う部分がありますので、予めご了承ください。

最初の方の記事で、ホテルはダウンタウンから少し離れていると書いたが、位置関係からするとこのような感じになる。

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赤の丸の部分がダウンタウン。ビルがたくさんあって賑わっているエリアだ。一方、ホテルはぐっと北上し、紫の丸の位置にある。その北側、オレンジで囲った部分が離島めぐりの出発点ジェッセルトンポイントとなる。離れているといっても、コタキナバルの場合、道がズドンとつながっている。ぶらぶら行ってるうちに自動的にダウンタウンにたどりつくのだ。

ラマダンマーケットが開催中

ダウンタウンへ向かう道すがら、珍しい「ラマダンマーケット」を見ることができた。マレーシアの国教はイスラム教。よって国民の多くは回教徒であり、当然ながら「ラマダン」の時期がある。私が訪れたのは、偶然そのラマダンの時期に当たったのだ。

ラマダンとはご存知の通り、太陽が出ている時間は一切の食物と水分を絶つイスラム教の慣習であり、この市場は日没後に食べる料理を売る食品市である。

町の大きな通りに昼すぎからテントが張られ、様々な食べ物が調理され売られている。面白いのは、すべてテイクアウェイ。日中は食物を摂れないので、その場で食べずに持ち帰り専門である。たまに空気が読めない外国人がムシャムシャやっているが、せめて屋内で静かに飲み食いするのが、イスラム国家でのマナーだと思われる。

売ってあるものは、レストランでは食べられないようなものばかり。上のドリンクは、こちらの屋台でよく見かけるビビッドな色彩のジュースなのだが、大小があり、大になるとビニール袋入り。出すときにテクニックがいりそうだ。

こちらはクレープのような巻き物を、油で揚げたスナック。美味しそうだが、カロリーを考えると身がすくむ。この他、焼き魚や手羽先などがラマダン・マーケットの定番らしい。きっと皆さん、日没とともに賑やかに食卓を囲むのだろう。数時間後に通りかかったら、跡形もなく店が消えていてびっくりした。

KK最大の複合施設「センターポイント」

ホテルから南側に歩くこと約20分。コタキナバルの中心地に到着した。ここには大小さまざまな物販店やレストランがあり、若者を中心に文化が形成されている。その中でも、最も大規模な施設が「センターポイント」だ。

ここはファッションから飲食までが幅広く揃う複合施設。とは言っても、日本のコンプレックスビルを想像してはいけない。各階統一テーマはなく、ブティックの隣で汁そばを売っているような、カオスな構成で(笑)迷路に近い。

O.P.Iのネイルサロンに行ってみた

その中で、現地ガイドさんのブログで評価が高かったネイルサロンを探し当てて行ってみた。気をつけないといけないのは、ビル自体の閉館時間と店の閉店時間はイコールじゃないこと。この日も18時ごろで「今からですか~」と言われたので、もう閉めたかったのだろう。

結局、頼み込んで、手足を(2人がかりで)ケア&カラーのコースでやってもらうことに。料金は100RM。3000円弱という、日本ではありえない値段だ。(一応O.P.Iサロン)まあ、技術はちょっと怪しかったが(笑)まともなケアが受けられるサロンだ。この日は普段めったに塗らない甘めのピンクを。足はギラギラのゴールドラメ。

ちなみにこのビルには地下にスーパーがあり、お土産の買出しにも良さそうだ。さらにはフードコートもあったが、かなりワイルドな(お察し)様子だったので遠慮しておいた。

海南島のチキンライスうまし

ネイルの帰り、ちょっと遅くなってしまったので、レストランはどこも夕飯どきの満員御礼。独りで並ぶのも面倒だったので、海南鶏飯(ハイナンチキンライス)をテイクアウェイしてみた。

本来はシンガポールが発祥らしい、このチキンライス。マレーシアでもあちこちで見られる人気メニューだ。ソースは黒(ケチャプマニス)、赤(チリ)、白(ジンジャー)これを淡白なチキンに添えて食す。シンプルだが、奥が深い料理だ。薄味でさっぱりして、とても美味しいチキンライスだった。

なんと家事で焼け出されるの巻

今回の旅でいちばん驚いたこと。それは泊まっていたホテルの隣のスーパーが火事になったこと!

朝6時ごろ?寝ていたらドアがノックされ、何やら男の人の声がする。寝ぼけ頭に一気にアドレナリンが駆けめぐり、壁に体をつけた状態で「Who is it ?」と聞いてみると、ホテルの警備員で「となりが火事だ!」と叫んでいる。

しかし、ドアを開けると怖いので、閉めたまま避難が必要かどうかだけ教えてくれと言ったら「Just information」と去っていった(ドキドキ)結局、スーパーの2階(事務所)からボヤが出ただけだったが、飲み物などすべてこのスーパーで買っていたので、まる1日入れなくて不便だった。

楽しい!サンデーマーケット

私が泊まっていたガヤストリートは、毎週日曜に「サンデーマーケット」という朝市が立つ。もちろん珍しいものを求めて、私もGo!けっこうな数の店がそれほど広くはない道の両側にズラーッと並んでいる。

植木、フルーツ、ペットまで

では、さっそく人の波に突入~~~。

こちらは植木屋さん。けっこうな量の鉢植えが並んでるけど、そこら中に植物が生い茂っているコタキナバルで、需要があるのか…。

そしてサンデーマーケットにはペットの販売も多い。街の中にペットショップがほとんどなく、ブリーダーなどという制度もなんじゃらほいな状態なだけに、こうした露天市で動物が売買されているようだ。当然、血統書なんていうものはないし、このようなカゴに何匹も詰め込まれて車で運ばれてくる。あんまりペットたちにとって良い環境でないように思えた。

こっちは、うさぎ。けっこうこちらではうさぎの人気が高いらしい。横にいたおっちゃんが英語を話せて「うさぎは小さいし、鳴かないし、クリーン」と言っていた。しかし、ストレスに弱いからすぐ死ぬのでは、などと思いつつ、昔の日本もペットの売り方ひどかったよなぁと記憶が蘇った。

こちらはワンちゃん。さっきのおっちゃんがついてきて、私がカメラを構えている横で「気を引くからいま撮れ」とキュー出しをしてくれた(笑)犬は全体的に何かメジャーな犬種の雑種が多いようだ。ワンコたちも狭いカゴの中で走り回っていた。いい人に飼われて元気に育ちますように。でも、町の中で犬の散歩をさせてる人がまったくいなくて、ちょっとそこらへんどうなってるのかも心配だったりする。

このビニール袋は、なんと熱帯魚。水槽ごと陳列されている屋台もあるのだが、こうして袋詰めで販売されている店もけっこう多い。運搬が大変だろうが、暑い国でポンプもなく、何時間もこの状態は少し心配になる。

しかし熱帯魚はオジサンたちに人気があるようで、この店先にもわんさか中年男性が群がっていた。どこかの川で獲ってくるのだろう。私は目利きでないのでわからないが、もしかしたら日本で高い魚も格安で売られているかも。

朝ごはんを物色してみる

ひととおり市場をひやかした後で、おもむろに朝食の調達をば。思ったより、食べ物の屋台は少なく、お菓子とか野菜とか、買って帰って食べるものが中心だ。

上は果物屋さん。大きなジャックフルーツや、キッチャイ(シークワーサー)、スターフルーツなど、新鮮フルーツがごろごろ。カットフルーツを売る店もあった。

途中で大好物のキッチャイピンを発見!すぐさま注文。プラスチックのカップに氷のない、あんまり冷たくない(笑)キッチャイピンをお玉で注ぎ、一杯1RM(30円弱)。うん、ちゃんと酸梅の味もする。汗をかいたときには、これがいちばんだ。

朝ごはんゲット。手前はマレー式弁当(たぶん)。ターメリックライスにゆで卵、サンバルソース(唐辛子みそ)がかかっている。これで1RM(30円弱)、奥は先日ジャングルクルーズで食べた、ちまきのようなもの。見つけたので買ってみた。名前はやはりわからなかった。一個0.6RM(15円くらい)。

バナナの葉で包んだもち米のちまきを、葉ごと焼いてあるらしい。ちまきの中心には、甘辛い味の肉。イスラムだから豚ではないはず。うーん、この正体をご存知の方、名前を教えて~