台湾ごはんメモ:その2

「ごはんメモ」について

台北、香港、大阪、京都、東京、札幌、博多など、ブログにはあげてなかった飲食ネタを、だらだら貼り付けていくゆるいコーナー。溜めこんでいた情報なのでデータが古かった場合はご容赦を。

基本の「台湾飯」どこで食べる?

数ある旅行サイトで語り尽くされた「食べるべき」台湾グルメ。記事の店に行ってみれば……当たりはずれがある(婉曲表現w)と思うこともしばしば。今回は仕事、プライベートで台湾にちょこちょこ通っている姐が、自ら足を運ぶ定番メニューをご紹介。日本人に食べやすいメニューをピックアップしてみたよ。

小籠包は、あの店より「京鼎楼」派

台湾に来たら小龍包だよね、みんな日本人は「鼎○豐」に行くよね。でも、予約がないと並ぶし高いので、私は「京鼎樓(ジンディンロウ)」のほうが好き。最近は日本にも進出してるせいか知名度があがって、ここもそのうち日本人で埋め尽くされるかもしれない。でも、今のところは予約もすんなり取れるし、値段もデンタイフォンより安くて行きやすい。

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こちらは、もともとデンタイフォンで修行した3兄弟が独立開業した店である。あちこち支店があるけど、もし夜に行くなら総本家の「京鼎小館(ジンディンシャオグァン)」がイチオシ!アリーナ駅から北上した、台北図書館の近くにあるよ。松山空港からもタクシーですぐ。ただしランチは近所のオフィスの人たちで激混みなので、ゆっくり食べる感じではなさそう。

中山の京鼎楼は、あんまり混んでない
今回は仕事だったので、さくっと中山駅ちかくのジンディンロウへ。早い時間なので空いてる空いてる~。ここは小籠包半人前(5個)も頼めるので一人旅にはありがたい。工夫を凝らしたメニューがあるのも魅力のひとつ。うぅん~美味しい、美味しい、パクパクいっちゃうぜ。

これはスタンダードな小籠包。皮が薄くてスープたぷたぷ。うまーーー。

こちらはウーロン茶の小籠包。香りがふわ~。この二種は食べてみて欲しい。

ここの小龍包は、ジュワッと飛び出すスープの量がはんぱなく、中身の餡も味が濃いように思える。素材にこだわり、肉市場が休みの月曜と正月は店を閉めるそうだ。そう言われると旨みが増す単純な私の脳(笑)
青菜炒め、炒飯もぜひ味わってみて
小籠包には、もちろん、針生姜をたっぷりと。私は黒酢オンリー。同行者はガチ日本人なので醤油を足す。
サイドには、シャキシャキさっぱり美味しい、空芯菜の炒め物。こればかりは家庭で作れない味よ。ただの塩味なのに、どうしてこんなに美味いかね~。
家庭で出せない味といえば、炒飯も忘れてはいけない。パラッパラ、黄金色のエビ&たまご炒飯、みんな好きでしょう。あっさり味で私好み♪
ついでに牛肉麺も調子に乗ってオーダー。さっぱりタイプで器も小さめだけど、さすがに食べ切れなかった。ごめんちょ。
もしおなかに余裕がある方は、ぜひ名物の「里芋小包子」もどうぞ。小さい包子をスープにつけて食べるやつ(名前がわからない)も次回は必ずっ!

台湾スイーツはニューウェーブが来てる

おしゃれな伝統スイーツ「金時良房」

日本の和菓子屋さんのような名前の「金時良房」(ジンスーリャンファン)。店構えもなんとなく和風で、中に入るとこんな超おしゃれ~な空間が広がる。

ここは伝統的な台湾スイーツをいただける甘味処。松江南京駅からすぐ近く、静かな路地にあって隠れ家っぽいのも落ち着ける。女性オーナーが丁寧に作りこんだ店内は、いたるところに素敵なオブジェがあり、少し暗めの照明がまたムーディー。女子同士もいいけど、デートにも最高。

お芋や豆などヘルシー食材がいっぱい

台湾スイーツは、日本人にはマンゴー系が人気だけど、伝統的な甘味は芋や豆など健康的な食材を使った、やさしい味のものが多い。こちらはそんな伝統の味を、インスタ映えする盛り付けでいただけるのだ。

普通の台湾スイーツ屋さんって、屋台っぽい店が多い。それも賑やかで楽しいけど、こういう静かに味わえる店は、大人の女子旅には貴重だ。実際、台湾に行ってお茶する場所に困った人も多いはず。私も毎度、お茶しばき難民になる。

オーダーしたのは、ハトムギと黒糖のかき氷、黒ゴマと豆の温かいぜんざい。甘味はほどほど。あっさり美味しくいただいた。
気になるお値段は…「高いんだろうな~」と思ったら、1品60~70元(1元=3.75円)前後と非常にリーズナブル。ぜひ台北に行かれる方は、チェックして!
永和豆漿大王

台湾の朝ごはんと言えば、豆漿(トウジャン=豆乳)。街のあちこちに必ずある「永和」の看板を皆さんも目にしたことあるのでは?

実はこの「永和」は、町の名前。ここで豆乳屋さんが誕生し、やがて台湾全土に広がったらしい。讃岐うどんみたいなものか?とりあえず、その名をまんま看板にしているチェーン店で朝ごはんを食べてみた。

まずは鉄板の「鹹豆漿(シェンドウジャン)」。熱い塩味の豆乳に酢を入れて、おぼろ状にしていただく。固まり具合は店によって違い、固めの店だと茶碗蒸しみたいなところもある。ここのはさらっと系だった。

なお、豆乳には上記の塩味系以外に甘いのもあって、温かいのを「熱豆漿(ルゥートウジャン)」と冷たいのを「冰豆漿(ピンドウジャン)」と言う。

豆漿の写真の上にチラッと見えているのは「蛋餅(ダンピン)」という。卵クレープ。台湾の言葉で「蛋(ダン)」は卵。台湾の人たちはメニューのアレンジが好きで、何かに卵を入れてほしいときは「加蛋(ジャーダン)」という。ハムなら「加火腿(ジャーホウトン)」、チーズなら「加起士(ジャーチースー)」。

そして豆漿に欠かせないのが「油條(ヨウティアオ)」という細長い揚げパン。これをちぎって豆漿に入れて食べるのがスタンダード。私はあんまり得意ではない。でも台湾の人たちはこれが大好きで、パンに挟んで(パンの中にパンw)食べたりもする。さくさく感が増すんだって。

台湾おにぎり「飯團」には気をつけろ

これな。白いでかい塊!何かと思うけど、食べ物だよw

「飯團(ファントゥアン)」という、台湾おにぎり。めっちゃでかいし腹にクる。注文個数は女子なら2人で1個以下推奨!w ビニールにごはんをのせて、肉そぼろを巻き込み、ギュウギュウに握ったずっしり系。美味しいんだけど、なぜこのサイズなのだ?お店の人に頼むと、たいてい切ってくれる。

この他、豆乳の店には「肉包(ロウバウ=豚まん)」や厚餅(ホウピン)、薄餅(パオピン)、焼餅(シャオピン)など美味しい炭水化物がいっぱい!よほど食べない限りひとり300円くらいで済むのも嬉しい。ホテルのブッフェばっかりじゃ勿体ないよ~