ボンディア~、ブエノスアイレス
昨夜は久々にバスタブに浸かって、広いベッドでぐっすり眠って、かなり疲れが解消された。やはり日本民族は湯船がないといかん。入浴剤を持ってきた甲斐があったというものさ。
Top Rentalsのランドリー使用方法
宿泊したTop Rentalsにはランドリー設備がある。外国のサービスドアパートメント(バケーションレンタルとも言う)ではたいてい付いている設備だが、ここんちはトークンというコインが必要。エントランスの守衛さんから購入(2枚で70ペソだった)して、地下にあるランドリールームへ。迷路のようで最初はわかりにくいんだこれが。
入って左手にあるこの機会にトークンを1枚入れ、使用する機械の番号を押す。洗濯機、乾燥機ともに1枚ずつ必要なので、1回の洗濯で2枚使うことになる。
洗濯機は2台。このビルのレジデンスの人たち全体で2台しかないので、かなり競争率が激しい。私は早朝に行ったから大丈夫だったが、洗い終わったらなるべく早く空けてあげよう。なお、洗剤はない。自分のを持っていくシステム。
こちらは乾燥機。当然こっちも競争率が激しい。乾いたものは容赦なくテーブルに積まれていくので、乾きそうな時間を見計らって取りに行くべし。
げげっ、りんごジュースが白い!
ホテルの斜め向かいに「カルフールエクスプレス」があったので(ブエノス市内あちこちにあるミニスーパー)、りんごジュースを購入した…つもりだったが。コップに注いだら白い!なんと「りんご豆乳」だった。SOJAというのが大豆のことなのか。まずくはなかったけど、衝撃は大きかったw
初「レミース」で「カミニート」へ
さあ、いよいよ外へ出るよ怖いよw グアヤキルで少し慣れたとはいえ、やはり「南米=治安悪い」が脳内にすりこまれている日本人。どこから観光するか悩んだ挙句、最もハードルが高い「カミニート」へ最初に行くことにした。
タンゴ発祥の地&ボカ・ジュニア本拠地
「カミニート」はブエノスアイレス中心地から南にある観光地。昔はかなり荒れていた地区らしいが、今は人気の観光地となっている。また、この周辺は「ラ・ボカ」と呼ばれ、サッカーの「ボカ・ジュニア」のホームスタジアムがあることでも知られている。
地図の真ん中あたり「Caminito, La Boca」と書いてあるのが観光エリア。歩いて10分で一周できるくらいの小さなエリアで、カラフルな建物がいっぱい。多くの観光客でひしめきあっているが、一歩そこを出ると雰囲気が変わる。閑散として荒れている感じ。要するに「ここから先はヤバい」のだ。まあ、お巡りさんが立っているのですぐわかるけど。
アクセスはタクシーか路線バス
カミニートへは地下鉄が通っていないので、タクシーかコレクティーボ(路線バス)になる。私は「レミース」と呼ばれる無線タクシーをホテルのレセプションで呼んでもらった。
料金はサンマルティン近くからで175ペソ。1ペソ3円として(通貨の変動が激しいので参考程度に)500円ほどだ。メーターもついているし、これで安全が買えるなら安い。運転手さんは英語はダメだが、カミニートと言えばわかる。
なお、路線バスはめちゃくちゃ安いが、SUBEという交通カードが必要。乗り場や路線がわかっているなら大丈夫だろうが、私はやめといた。もし間違った場所に行ってしまったら、流しのタクシーを拾わなくてはいけなくなる。なお、カミニートのバス停は川沿いにあってこんな感じ。あちこちの駅前で「La Boca」行きのバスを見たので、きっと本数は多いのだろう。
色の洪水!お土産もの屋さんだらけ
さて、カミニートの街へ突入。と言ってもタクシーがすでに街中に停まったので、降りるなり色の洪水に襲われた。まあ、カラフルなこと。そして人が多いこと。治安が心配だったが、これだけ人が多いなら強盗などは心配ない。ただ、スリは多そうなのでバッグだけはしっかりキープで。
有名なカラフルハウス。この両側の道が特ににぎやか。二階にも上がれるみたい。
平日の午前中でこのにぎわい。サッカーのある週末はどうなるのか。
有名なカフェ、「ラ・ペルラ」。残念ながら満席で入れず。ここのレモンパイが美味しいと聞いていたので食べてみたかった。
美人なお姉さんが「さあ撮れ」と、指をクイッとしたので一枚いただき。
そこら中が土産物とカフェ、ストリートパフォーマー。値段は市内より少し高めだけど、いかにもなアルゼンチン土産を買うなら手っ取り早そう。
タンゴダンサーズがいらっしゃった
おお!タンゴのダンサーさんを発見!きれい、かっこいい、うぉぉぉ。
ちなみに、Caminitoとはスペイン語で小道を意味する。タンゴの楽曲「カミニート」は、この地名にちなんで作られたという説があり、この町自体も「タンゴ発祥の地」とも言われているそうだ。
レストランの入り口でも、タンゴ。バンドネオンの甘い音色を聴いていると「ああ、アルゼンチンに来た」という思いに浸れる。ベタな観光地ではあるが、初心者トラベラーには非常にわかりやすい。最初にここに来て正解だったかも。