グアヤキル/イグアナ公園と博物館

イグアナ放し飼いの公園へ

正式名称は「パルケ・セミナリオ」

観光スポットの少ないグアヤキルで、誰もが訪れる定番中の定番といえば「イグアナ公園」。スペイン語では「Parque de las Iguanas(パルケ・イグアナ)」、正式名称は「パルケ・セミナリオ」。

この公園は1920年、エクアドルの独立100周年を記念し、公式の大広場として造築されたもので、観光客はもちろんローカルの皆さんがまったり憩う場所でもある。

観光エリアの中心部にあるのでアクセスしやすいが、迷ったらこのカテドラルを目印にするといい。グアヤキルで最も大きな教会で、公園の道向かいに建っている。私は入っていないが、内部も見学できるようである。(人が出入りしていた)

思ったよりイグアナさん少な目

さて、この公園のお目当てはもちろんイグアナちゃん。たくさんのグリーンイグアナが餌付けされていて、自由に園内をのそのそ歩きまわっているのだ。

さぞうじゃうじゃおるんだろうと心弾ませて(爬虫類すき)行ってみたが、あれれ~思ったより少ない(笑)小さい園内に10~15匹くらいしかいない感じ。探せばもっといるのかな。とりあえずうじゃうじゃではなかった。

これから行くガラパゴスの名物もイグアナだけど、あちらは海イグアナが多く、この公園のは陸イグアナ。同じように見えて種類がいくつもあるらしい。大きさは手のひらサイズから、犬くらいあるデカいやつまで様々。ゆったりのっそり歩いているので、踏んづけないように足元注意。

ハトに追われて逃げるイグアナ ↓ (笑)

時間によっては職員による餌付けも見られるらしく、菜っ葉をはむはむするラブリーな姿が楽しめる。また、園内にはラテンアメリカをスペインの支配から解放した英雄、シモン・ボリバル の騎馬像もある。

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Museo Municipal de Guayaquil

標本がマニアック!市民博物館

イグアナ公園から歩いて2分。直訳すれば「グアヤキル市立博物館ということになろうか。ヤシの木に囲まれた、斬新なグラフィックの壁が特徴的な佇まい。

入るとレセプションがあり、ここでは英語が通じる。(ただし館内の説明書きはスペイン語のみ)身分証明書を提示し、簡単な質問事項に答えれば無料で入館できる。

1階は主にエクアドルの歴史や考古学的な出土物、国の現況などの資料が置いてあるが、私が目を輝かせたのが、奥と2階にある剥製&標本のコレクション。レイアウトはぐちゃぐちゃだが(笑)南米ならではの素晴らしい品ぞろえ!アルマジロや謎の生物(なんだろうこれ)が、そこらへんに放ってあるので生きてるみたいに見える。

鳥類の標本がすごい!インコどんだけw
そして圧巻のボリュームを誇る鳥類の剥製、すごい!フィンチ類、さすがの南米クオリティ!どんだけ鳥がおるんや、エクアドル!

ヒクイドリみたいな頭のカラフルな鳥、人間の赤ちゃんくらいの大きさがある。こんなの森の中で見たらびっくりする。南米キツツキや猛禽類も大きくて美しい。鳥好きな人にはパラダイスだろう。

 

さすが赤道直下、昆虫標本もはんぱない

さらにジャングルが多い土地柄だけに、虫のコレクションもエクセレント!私は大好きだけど、見るのも嫌だという人もいらっしゃるので、最後に持ってきた。なので・・・

ここから下は「虫キライな人」は見ちゃダメ!↓↓↓

 

虫でるよ、いい?ほんとに大丈夫?(再確認)

 

ではいってみよう!

森の宝石、エクアドルの昆虫たち

2階の階段横、引き出しの中にひっそり収納された標本を、上から見下ろしながら鑑賞するスタイル。何も説明書きがないので、通り過ぎてしまう人が多いはず。どんどこ開けてうひゃーしてね。

写真ではこの色彩が伝わらなくて残念。モルフォ蝶の青が目に飛び込んできたときは、お宝を発見した気分だった。タマムシ類もギラギラでイケイケよ。
カマキリ、クモなどはあんまり見たくない虫かもだが、標本になると芸術品のように美しい。カミキリムシと思われる個体の柄の粋なこと。カブトムシは探してみたけど見つからず。しかしたっぷり堪能した。生物好きな方、ぜひお見逃しなく。
※開館時間・・・9時00分~17時00分(日曜・月曜休み)