ハンガリー国立歌劇場(オペラ座)を見学

この記事は2014年の情報で書かれています。現在は変更になっている事項もありますので、予めご了承ください。

歴史ある「ハンガリー国立歌劇場」へ

宿が「Room Opera」というだけに、やはりオペラ座へ突撃せにゃならんでしょう。正式には「ハンガリー国立歌劇場」。マジャール語(ハンガリー語)では「Magyar Állami Operaház」。

小さいけれど、すごく重厚で美しい劇場

この劇場は1858年創設。あのマーラーが音楽監督を務めたことで知られている。音楽と言うと、お隣のオーストリアの方が有名な気がするけど、ハンガリーはピアノの魔術師フランツ・リストを生んだ国。オペラ座もやや建物は小さめだけど、世界遺産だけあって入ると押しつぶされそうなインパクトがある。

外壁にもデデンとリスト様の石像が。ハンガリーのマジャール語では「リスト・フェレンツ」となる。彼が生まれた当時は王政ハンガリーで、その後すぐにオーストリア帝国の支配下になったが、生涯「私はハンガリー人で、祖国はハンガリーである」というアイデンティティを持ち続けた。そのため、ハンガリーでは偉大なる愛国の音楽家として奉られている。ただし、ハンガリー語は全く喋れなかったそうな。

劇場見学ツアーに参加してみたよ

せっかく来たんだし、オペラが見たい!しかし、ヨーロッパ諸国は夏のオペラは厳しいよね。この日も見たい演目がなくて、劇場見学ツアーに参加してみることにした。チケットは現在、オンラインでも購入可能。窓口で買う時はチケットオフィスの開店時間(正午~夕方5時)で、開始20分前までに購入すべし。
(ただし新型コロナの影響でスケジュールに変更あり。必ず直近の情報をチェックしよう)

2021年6月10日現在、公式ページの情報は以下の通り。

Tickets for the tours cost HUF 2,500 per person, which includes the services of the guide, the 27% VAT, photo opportunities and a brief production.

ツアーのチケット料金は一人2500HUF、ガイド料と27%のVAT(付加価値税)、写真撮影と簡易な演出(なんじゃろw)を含みます。
– children under the age of 6 go free; 6歳以下の子供は無料
– 50% off under the age of 14; 14歳以下は半額
– 20% off for students with international students’ card over the age of 14; 14歳以上の国際学生カードを所持する学生は20%オフ
– 20% off for senior citizens over 65. 65歳以上の市民は20%オフ

※ツアーのURLはしょっちゅう変わるので、公式HPから確認のこと

リストバンドをくるっと巻いて出発

集合場所でいくつかの班に分かれて時間差で出発。手首にお金払いましたバンドをつけてね。私は英語ツアーに参加。けっこうな人数がいてびっくりよ。

この看板の指す方にチケットカウンターがある。日本語のマークもついていたので、曜日によって開催されているようだ。もうこの時点でわかるだろうけど、コンパクトながらけっこうゴージャスな内装。

とりあえず天井も見よう。天井がけっこう凝っているのだ。ガイドさんの説明を必死で聞き取りつつ(ヒヤリング苦手)、キョロキョロしつつ深部へ進む。

これも天井。バチカン美術館みたいな感じ。ずっと見上げてると首が痛くなるけど、がんばってキョロキョロする。

やがてホールのエリアへ。キラキラ度が一層増してきたでしょ。ここも天井がかわいくて(お前は天井しか見ていないのかw)わー、今度は観客として来てみたいな~~。ここに着飾った人がいっぱいいる図が見てみたい!

ちょっとびっくりしたのが、観客が入らないエリアとはいえ、スタンウェイのピアノが何台か無造作に置かれている。見学者にお尻ドンとかされてるけど大丈夫?壊れでもしたらとんでもない額の弁償になるんじゃないか……と思うと近寄れなかった。

そしてホールへ!おおおお~~美しいっ。ゴールドとえんじ色の組み合わせは鉄板だわね。曲線と直線が組み合わされた、エレガントなライン。あ~、やっぱり劇場は素敵よね~

観客席から見たステージ。こうしてみんなバシバシと写真を撮りながら、ガイドさんの話を半分くらい聞く(笑)

こちらは王族の方々が観劇なさるお席。と聞こえたが、よくわからない(ヒヤリング苦手w)とりあえずブダペストに行くなら、ちょいと覗くだけでもおすすめなり。

Opera- Opera