いよいよガラパゴスへ飛びます
ホテルが親切すぎて泣けてくるさ
グアヤキルからいよいよガラパゴスへ。しっかり現地時間に体を慣らしたおかげで、体調万全で出発できる。
ガラパゴスへの飛行機は、多くの便がグアヤキルを午前出発、現地からの戻り便が午後となる。早い時間にホテルを出るので朝食はあきらめていたが「朝ごはんの時間を早くしてあげるから、食べていきなよ!」と親切に言っていただき、お言葉に甘えた。パパイヤのスムージー、最高に美味しかった。「カサ・ロメロ」ほんとに良い宿。全力でおすすめよん♪
タクシーを呼んでもらい「エアロポルト」へ。英語は通じなかったが「ガラパゴス」と言うと、ちゃんと国内便の方に着けてくれた。料金は5ドル。公式タクシーではなく、普通の乗用車だ。宿のお兄ちゃんが下まで着いてきてくれて「タクシー、これだよ」と教えてくれた。どうやら契約タクシーのようだ。
自由に上陸できるのは3つの島だけ
ここでルートを再度説明しておこう。
地図はガラパゴス諸島の中心エリア。その中でも真ん中の「サンタクルス島」に最も機能が集中している。いわばガラパゴスの首都だ。そして左側にある最大の島「イサベラ島」、右の「サンクリストバル島」。この3島のみ観光客が自由に上陸できる。
あとの小さな島は船をチャーターしたりツアーに参加して、ナチュラリストの資格を持った人の案内でしか上陸できない。
珍しい動物や、本当の意味で手つかずの自然景観を求めるなら、ぜひ離島へ足を延ばしていただきたいが、私は日数も短く予算に限りのあるしょぼツーリストなので、この3島を自力で巡る旅程にした。(船が苦手というのも大きい)
空港は2か所、おすすめはINとOUT別
交通は、飛行機と船。まず3島のうち空港があるのは「サンタクルス島」と「サンクリストバル島」の2か所(自家用飛行機の空港はもっとある)。そして「サンタクルス島」からは「イサベラ島」と「サンクリストバル島」へ高速フェリーが出ている。ここで注意したいのが、「イサベラ島」と「サンクリストバル島」を結ぶ船はないということ。必ず「サンタクルス島」を経由しないと移動できないのだ。
さらにこの高速フェリーが、とんでもなく乗り心地が悪いことで知られている。しかも料金が1回30ドルとお高いため、なるべく乗る回数を少なくしたい。そこで、多くの旅人はINとOUTの空港を別にして、船移動を減らすのだ。私もサンタクルス→イサベラ→サンタクルス→サンクリストバル…というルートにした。
ガラパゴス行き航空券について
直前に「欠航」のお知らせが・・・
ガラパゴスへの航空券は日本からインターネットで手配した。グアヤキルで旅行代理店を探してもいいが、手間がかかるし出発直前だと売り切れが怖い。値段も日本から手配するのと変わらないので、事前に買っておくのがおすすめだ。
準備編の記事でもふれたが、今回はこのガラパゴス便でトラブルがあった。以下に詳細を書くので、不要な方は読み飛ばしを。ただし、このような欠航はよくあるようで、もしかすると貴方の身にも降りかかる災難かもしれない。
さて、当初「Tame航空」というローカル航空会社で手配していたチケットだが、出発の前週に突然代理店(エクスペディア)からメールが来て「フライトが欠航になったので、すぐに電話ください」とのこと。いやいや、そっち都合のトラブルなら電話するのはアンタやろ(イラッ)
しかし仕方がないのでカスタマーサービスに電話してみると、これがまあ案の定つながらない。他の番号があるのを探し当て、そこにもかけてみるが話し中。間もなく出発だし、なんとしても日本にいるうちに解決したいので、カスタマーサービスにメールで状況を説明してみた。するとようやく連絡がつき「帰りの便が欠航になった。翌日に代替便を出すので、それに乗ってくれ」との内容。
いやいやいやいや翌日て、アンタ。
その後の予定もありますがな。なので「全額返金で他の便を手配して」とゴネたところ「とりあえず返金の申請してみますが、代わりの便はご自分で手配してもらわないと」との返事だった。ああもう面倒くさい!
しかし怒っても仕方ないので、さっさと代替便を予約。少し高いが「Latam航空」に適当な時間帯のフライトがあった。これで一時的に2つの航空券を予約していることになったが、もう日程が迫っておるので仕方がない。返金に応じなければ暴れてやる。その二つの航空券がこれらである。
上が最初に取ったチケット。そしてこっちが後から取った方。
ムカつくやろ、1万円以上高いのよ。時期によって多少のバラつきはあるが、だいたい往復で4万円、直前に予約すると5万円というところか。あー腹立つw
ちなみに「Tame航空」のチケットは、無事に返金されました。ただし1か月後に。
空港でツーリストカードを取得
これがないと島に入れません
グアヤキル空港に着いたら、ガラパゴス行きの人はまず「ツーリストカード」を作らねばならぬ。
入った正面、写真の左側に写っている、アシカの絵の描いてあるカウンター、ここで20ドル払って「ツーリストカードを」発券してもらう。その後、右へ移動してチェックイン&荷物を預ける。中身に食べ物が入ってないか聞かれるので「クックドライス(パックご飯)」と答えたら「ノープロブレム」とのこと。肉類、生の野菜や果物はダメなので、荷造りの際は気をつけて。
こちらの黄色い冊子が、「ガラパゴスでの心得」的なリーフレット。要するに自然をいじらず動物に手を出すなという内容である。
これがツーリストカード。理由は謎だが、全く同じものが上下2枚キリトリ線でつながっていて、これは表側。内側には個人情報が載っているので見せられなくてすんまそ。このカードは帰ってくるまで大事に保管しておかないといけない。
もういっちょ、機内で記入する書類。現地の空港で提出する。
上空から見る島影に大興奮!
飛行機はやや小さめだが、思ったよりたくさんの人が乗っている。さすが人気の観光地。島に近づいてくると、窓の外に離島の姿が見えて興奮が高まる。うおおお、きれいな海!
着いた!ボーディングブリッジも移動用バスもない、小さな空港。歩いてターミナルへ。ここでさっきの書類を提出し、ガラパゴス国立公園入場料100ドルを払う。そして簡単な質問に答えて外へ。
なんとバゲージクレイムではワンコさんがスーツケースの上を歩いてクンクンしていたよ。やはり食品の持ち込みは厳しいようだ。
ただ、ネットで書かれていた荷物の重量制限はそれほどでもなく、私は用心のため小さ目なサブバッグに移し替えてきたが、けっこう皆さんスーツケースを持ち込んでいた。シュノーケリングの荷物が大きかったから、私もそうすれば良かった。
空港から船着き場へはバスで
間違えて有料バスに乗ってしまった
空港からはバスでボート乗り場まで行くのだが、ここで私は失敗をした。本来であれば、航空会社が用意した無料バスがあるはずが、出てすぐ右側に何やらバスが停まっていて、みんなそれに乗っているので私もどっこいしょと思ったら「あそこの券売り場でチケットを買って。5ドルね」と言われ「ええっ?」と思いつつも「ガラパゴスにも経済の波が」と納得して買ってしまった。それが写真の「Lobito」というバス券。
バスはこの白いやつ。大きくカメの絵が描いてあるのが目印。
ところが…バスが走り出したら、空港の出口をまっすぐ行った外側の道路沿いに、もう一つバス停があるじゃないのさ!そう、それが無料バスの乗り場だったのよ~くやちい~~~。まあ、目的地には着いたからいいんだけど、まさかそういうトラップがあるとは。
荷物はボートの天井に乗せられる
乗船時間は5分くらい?もう目の前に見えている向こう岸にわたるだけなので、橋を作ればどうかとも思うけど、やはり環境保全のためなのか。そしてボートを降りて荷物を受け取ったら再度バスに乗る。なかなか面倒。
空港からプエルトアヨラのルート
①が空港。「サンタクルス島」ではなく、その北側にある「バルトラ島」にある。なので空港の呼び名が「ガラパゴス空港」と「バルトラ空港」、2通りあってややこしい。どっちも同じもので、空港コードで言うと「GPS」となる。
そこから②が上記の渡し舟。降りて③の路線バス。料金は5ドルで、車内徴収だ。ここから黄色い色で示された主要道路(というか1本しかない)を1時間ほど南下して、ようやく港町「プエルトアヨラ」へ。早朝にホテルを出て、着くのが午後2時か3時である。長い旅だ。こんなに難儀なのに、なぜサンタクルス島に空港を作らなかったのだろう。
バスの降車場がはっきりしていない
さて、バスの降り場について。
Googleの地図などを見ると、拡大したときバス停らしきマークが見えるのだが、このバスはそのマークには停車しなかった。
しかし途中で1回停まり、何人かが降りた。乗る前に交渉すれば希望の場所で停まってくれるのかもしれない。
最終的に街中に入り、この場所で停車したので降りた。予約したホテルのすぐ近くでラッキー。まだ車内に残ってる人もいて、その人々はより繁華街(港の周り)に近い所まで乗るのだろう。もし降りたい場所を確認したい場合は事前に運転手さんに伝えておく方がいい。地図を指さし「パラ アキ(ここに行きたい)」と言えば伝わるはず。