ドバイ国際空港を探検してみた

この情報は2010年のものです。当時のままで再アップしてますのでご注意を。

車が当たる巨大空港、どこもキンキラ

飛行機を乗り継ぎ、やってきたぞドバイ国際空港。別に空港に来るのが目的ではないけれど、テレビ番組でも盛大に取り上げられている、金満ドバイの象徴とも言えるゴージャス&ビッグな国際空港。いやはや、一見の価値あり!往復でたっぷり堪能した、そのキンキラぶりをとくとご覧あれ。
飛行機を降り、トランジット手続きを済ませたら、いよいよ空港内へ。ドバイ空港は旧建物ターミナル1と、新建物ターミナル3がメインで、ドバイ離陸の大半を占めるエミレーツ航空の国際便は、殆どがターミナル3から離発着する。
本気でお買い物モードに突入できる
今回も日本からの便は3に到着。入った途端、そこはショッピングモールのようなムード。細長いターミナルの中央に大きな通路があり、その横にズラリとショップがひしめいている。数軒に一軒はDFSだが、その他は民族系や雑貨、本などバラエティ豊か。
中でも目に付いたのが、ハイテク電子機器のショップだ。この頃は日本で発売ギリギリ大騒ぎ状態だったAppleのiPadも、ご覧のとおり普通に陳列されていた。しかし全く不人気で(笑)、地元や欧米の客はブラックベリーとノキアに群がっていた。
私にも店員さんが「ノキア欲しい?日本でも使えるよ」と、嘘か本当かわからないトークで迫ってきたが、怪しいのでPC売り場に逃走。こっちも日本とは品揃えが違う。DellとHPが多い。付属品とか可愛いのがあるんだけど、使えなかったら困るから買えずに悔しい。ちなみに値段は日本のほうが少し安いみたい。
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ハイテクで豪華で酒が飲めないw

空港内あちこちにある充電スタンド。アダプターさえあれば、PCや携帯電話を自由に充電できる。また、空港内はすべてWiFiがつながっているので、充電しながらインターネットをしている人も多かった。中には充電しながら、近くの椅子で寝ている人も(驚)
しかし、お金持ちドバイでは「モバイル持ってて当たり前」な空気だからか、空港内に一箇所もインターネットカフェが見当たらない。私は手ぶらで行ったので、案内所で「どこかPC置いてるとこない?」と聞いてみると、「ターミナルの西と東に一箇所ずつ、公衆PCブースがある」とのこと。
お金持ちの国は空港の中にお庭がある
しかし、行ってみると満員御礼で誰も動かず。乗り継ぎまでには時間があるし、仕方がないので空港内の探索へ出かけることに。
左の写真は空港内あちこちにある庭園。ちゃんと土が入って普通の公園のように植樹してある。スプリンクラーもあるようで、いったいいくらかかっているのか。中にはベンチもあって、本を読みながら寝ている人もいる。
さらには、見つけられなかったけど、空港内のどこかには日本庭園もあって、メデティーションの場として「クワイエットゾーン」となっているとか。
シーフードとシャンパンのスタンド。ヨーロッパの国際空港だと、フロアのいい場所にあってオシャレなお金持ちさんが、牡蠣やサーモンなんかでフレシネを楽まれる光景がお馴染みだが、やはりそこはイスラムの国。お酒を飲む場所はターミナルの端っこみたい。他のアルコールを出す施設も端っこに集まっていて、時間帯によるだろうけど、閑散とした印象だった。たぶん、値段はドバイ料金で恐ろしく高いのではと想像する。
新車が当たるくじ、これぞドバイ感覚

では、ターミナルど真ん中には何があるか。そう、ドバイ空港といえばお約束のバブリーくじ!!

高級車が1/1000の確率で当たる「ドリーム・カー」15,000円と、1/5000の確率で100万ドルが当たる「ミレニアム・ミリオネア」30,000円の2種類あって、もし車が当たったら日本まで輸送してくれた上に、表彰式に出席するためにビジネスクラスの往復の航空券と一流ホテルの宿泊券までついてくる、超太っ腹企画!車の場合、1000枚くじが売れるごとに抽選となるので、確率が一定なのも嬉しいところだ。

羊とミントのラップサンドイッチ
帰りの待ち時間で、フライトまで長かったので軽食に買った「ラップ」。私は和食が大好きだけど、旅に出たらその土地のものを食べることを含めて旅だと思っているので、最後まで現地食。
きっとアラブの言葉では他の料理名なんだろうけど、街のあちこちでもスタンドを見かけた気軽なサンドイッチ「ラップ」。中身は羊の肉とにんじん、ヨーグルトとミントのソース。いかにもアラブの味らしく、香辛料とハーブがハンパない。これをコーヒーショップで温めてもらい、ダイエットセブンナップと合計で1000円程度と、空港値段。
ちなみに、ここでお召し上がりwwドバイ空港は、暑い日中を避けて発着が夜中~明け方に集中するので、トランジットも長期戦の人が多い。そこで、ターミナル各所にこういう寝椅子や、ふかふかのじゅうたんエリアなど、空港ステイができるように工夫がされている。
私も食べた後は、しばし仮眠を取った。寒さ対策さえすれば、空港は最も安全に野宿ができる。そんなうちに離陸時間がやってきて、周りはツアーの日本人おっちゃん&おばちゃんだらけに。ここで旅は終わった感じ(苦笑)
上空のスモッグでうまく航空写真が撮れぬ

さて、空から見たドバイの街もご紹介してみよう。

離陸して、窓から見える景色を必死で撮影。これは唯一日中のフライトだった、行きのラルナカに向かうルート。それでもここまで視界が悪いのは、ドバイ上空に漂う霧だかスモッグだかのせい。(Googleの上空写真も、ひどく曇って見えにくい)

それでも、ドバイ市街中心地に近い部分がうっすら見える。新しい街なので、基本的に旧市街以外は碁盤の目のように整備されている。

これは天空の塔「バージュ・ハリファ」。自画自賛になるが、これままさに「撮ったどー!」の世界。地理を頭に入れて、席の位置を調整したとはいえ、まさか探せるとは。

この足元に見えるのが、ドバイで最大の規模を誇るドバイモール。中にはアルマーニ・カフェがあり、青く見えるプールでは、「ドバイファウンテン」という世界一の噴水が吹き上がる。そして、塔の中にはアルマーニ・ホテル。もう、何から何まで世界の一番が集結しているのだ。


おまけ。パーム・ジュメイラを中心に開発されている埋め立て地区。
さあ、次の記事はいよいよ市内の様子をレポート。何もかもが外国!お楽しみに~