B級グルメ「チョリパン」にビビる

チョリパン食べるならプエルトマデロ

アルゼンチンでB級グルメの筆頭と言えば「チョリパン」!調理パンじゃないのよ、チョリソー(スパイシーなソーセージ)をはさんだパンで、ホットドッグのようなハンバーガーのような…とにかく大口あけてガーッという感じの食い物である。当然、レストランなんかにはない。屋台だ、フードトラックだ!

交通の便はちょっと悪いのでタクシー

ホテルのお姉さんに「チョリパン食べたいの、この近くにある?」と聞いたら「ない、街中で食べるものじゃない。プエルトマデロまで行って屋台で食べるの」と教えてくれた。博多の長浜ラーメンみたいなものだ。そんなら行くしかねえべよ、とタクシーを呼んでもらった。

場所はここ。ブエノスアイレスの街の東側。頑張ったら歩いていけないこともないけど、地下鉄の駅が近くにないし、橋を越えたら人通りが少ないので、用心してタクシーで行く方がよいと思われ。

これはプエルトマデロから街を眺めたところ。古い街並みのブエノスアイレスにも、新宿みたいなビルが建っている。不思議な感じ。

ここがチョリパンストリート

運河沿いの道を散歩しながら風景を楽しむ。この向こうはもう海、というか正確にはラプラタ川の河口になるんだけど、南太平洋という方がしっくりくる。この通りに昼頃になるとチョリパン屋がずら~っ開店するのだ。

ほら、これが延々と続くよ~。どれだけの人がここでチョリパンを食べるのか。商売が成り立つ程度にはお客が来るんだろう。人気だね、チョリパン♪

どこも似たような店構えだったので、店主と目が合った屋台に入ってみた。英語は通じない。「ウノ、チョリパン、ポルファボール」である。

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チョリパンの正しい食べ方

メニューは少ない。あれこれオプションはつけられるが、いちばんシンプルなチョリパンにした。注文すると大きなソーセージ(チョリソ)を焼いてくれる。その間に調味料をチェックしておこう。

調味料の種類がいっぱいある

どの屋台にもずらっとこのボトルが並んでいる。だいたいこのブランド。マヨネーズ、ケチャップの類である。真ん中のハンバーガーの写真がついてるのが普通のマヨネーズ。これで好みの味をプラス。

さらに野菜。これも勝手に入れてよし。左側のはマリネ類で、どんどん足していくとベショベショになるから注意。はしっこにチラッと見える茶色いのが「チミチュリ」。ステーキ屋で出てきたやつ。チョリパンにもチミチュリは「絶対必要(ホテルのお姉さん)」なんだそうだ。

メニュー表。シンプルなチョリパンなら60ペソ。卵とハムとチーズの入ったコンプレートが90ペソ。下側は飲み物。

完成したチョリパン。お、重い・・・(笑)大きさがわかるようにトマトを引っ張り出してみた。普通の大きさのトマトスライスだからね!腕くらいあるよ、どうすっぺ、とりあえずかぶりつくが、でかすぎて噛み切れずw 奮闘しているうちにバラバラに。隣のサラリーマンは手で押しつぶしていた。そうか、そういう作法か~・

もちろん全部は食べきれす、パンはハトのエサに。チョリパンにトライするときは、限界までお腹を空かしていこう。そしてウェットティッシュを忘れずに。