ひとりランチに最高!「石頭火鍋」

台湾は「ひとり鍋」天国!

日本だと、鍋は大勢で楽しむものと思いがちだけど、台湾ではひとり鍋があちこちにある!旅の最中に、野菜たっぷりの温かいものが食べられるのはありがたい。今回は初日の麻辣鍋に続き、台湾の鍋物の代表格「石頭火鍋」を食べに行ってきたよ。

地元民で満員「天喜迷你火鍋」

場所はここ。MRTだと北門が最も近い。中山、台北駅からも歩けないことはない。オフィス街なのでランチ時は混むと思って、開店時間に飛び込んだ。さすがに座れたけど、すぐに満席になったのでピーク時には並ぶかも。


台湾独特の、ビルの一階が通路になっている「騎楼」という造り。これは雨が多くて日差しが強い台湾では非常に便利。でも店を見落としやすいので、ぐぐるマップの道向かいからのショットを載せておく。

食べ方のルールを説明しよう

店はオールカウンター席。好きな所に座ると、素敵な笑顔のおばちゃまがやってきて「日本人?」と聞かれた。少し日本語ができるそうだ。これが美味しいよーと言われた、スタンダードな「石頭火鍋」を一人前オーダー。肉は牛、豚、羊から選べる。今回は牛にした。

席には紙のメニューが敷かれていて、それがランチョンマット代わりだ。奥がコンロ。これめっちゃ熱いから食器を近くに置かない方がいい。やけどしそうになる。小皿は左が薬味、右がタレ。いちばん右の皿が最後に入れる野菜と、下に冬粉(トンフェン=春雨)。

鍋の種類はいっぱいあるが、「石頭火鍋(スートゥフゥオグゥオ)」はさっぱり系のスープ。「沙茶(サーチャー)」というのは台湾の魚介味噌で、海老や魚の味がする。ずらっと並んだ鍋メニューは、基本的にこの二つの味に具材でバリエを持たせているので、そこらは好みでどうぞ。

「加料」というのはオプション。最初の鍋に一応全部入ってる。好きなものがあったら追加するスタイルで、とりあえずそのまま食べてみる。

入り口の横にはタレや薬味の追加と、無料のお茶がある。でもこのお茶、甘いのよ~~。麦茶に砂糖を入れた感じ。水を持ち込んだ方がよかった。

ヤカンから大胆に注がれるスープw

具材が入った鍋がコンロに置かれ、いざ点火。そして大きなヤカンからスープがどばどばと注がれる。後は煮え具合を見ながら自己責任でレッツゴー。スープが減ったらどんどん足してくれるので、遠慮なくグイグイいってくれ。

タレに薬味を全部ぶっこみ、酢と醤油で好みに味付け。煮えた具材をちょいっとつけてハフハフいただく。ちょうどいい塩味がついているので、タレなしでも十分うまい。そして、どんどん具の味が出てスープが美味しくなる。

最後はその美味しくなったスープに春雨と菜っ葉を入れてフィニッシュ。これがめっちゃうまい。ボリューム的には小食の女性でちょうどお腹いっぱいくらいかな?(野菜だしね)男性はみんなご飯を食べてた。

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食後は生薬の「青草茶」を一杯

食事の後は胃を整えよう。台湾には様々な生薬、漢方のお茶があり、この「青草茶(チンツァウチャ)」も、薬草を煮出して作った健康茶。コンビニにもペットボトル入りが売ってる。

「永楽市場」の東側に薬草店がある

立ち寄ったのは、迪化街の中心地「永楽市場」東側のストリート。ここは薬草の店がずらっと並んでいる。店の外にアロエがぶら下がっているからずぐわかるだろう。

道に出ているブースで注文。「青草茶一杯くださいな」「はーい」もちろん椅子などないので立ち飲み。このような紙コップ系の薬草茶は、持ち歩きなどせずにその場でさっと飲んで立ち去るのが渋い(なんとなく)

飲んだ紙コップを捨てるバケツもある。そう、みんなグイッと飲んでは立ち去って行く。ちなみに苦茶はほんとに苦い。一度飲んで泣きそうになった。

甘くて青臭くてすっきり?

これが「青草茶」。たぶんアロエとかヨモギみたいなのとか、ミントも入ってると思う。けっこう甘い。苦みはほんの少し。薬局で売ってる黒いハーブキャンディーの味がする。体には良さげ。体熱を取る効果があるそうだ。

「永楽市場」で「花布」を買う

さて迪化街のシンボル、「永楽市場」に入ってみよう。多くの観光客は、上階にある「布市場」に用事があるだろう。ここに行くには、外側のエレベーターを使う。

まずは上階へのエレベーターを探す

これがエレベーター。2・3階が布市場で4階がフードコートと書いてあるが、そんなもんはなかったw

壁にこういう見取り図が貼ってあるので、エレベーターやトイレの場所はこれで確認よろ。

一階は普通の市場。生産食料品など、地元民向けの食品とイートインの店もいくつか。有名な「油飯(ヨウハン)」の店もここにある。ディスプレイだけなんとなく客家の花布で迪化街っぽさを感じさせる。

2階から上がお目当ての「花布」屋さん

日本でも人気が出てきた客家(ハッカ=台湾の民族のひとつ)の伝統的な花柄。台北市内でも雑貨屋さんでちらほら見かけるが、迪化街近辺が最も取り扱いが多い。この花布を求めてやってくる人も多いだろう。

ただ…行ってみた感想としては「花布は少ない」「けっこう高い」と思った。すでに小さくカットしてある布が、くるくる巻いて売ってある。あとはステージ衣装によさげ系の布地がずら~っと。あまり期待してはいけない感じ。

とりあえず二階以上には布しかない。雑貨が欲しい人は周囲の店へGoである。