ブエノスアイレス、赤身ステーキに挑む!

でっかいステーキ、これぞアルゼンチン!

「アルゼンチン行ってきましてん」「ほう、肉どないでした」という会話が成り立つほど肉国家のアルゼンチン。あんまり普段は肉を食べない姐も、この期に及んで逃げるわけにもいかぬ。ガウチョステーキで有名な「La Estancia」へ行ってみた。さて南米のステーキやいかに…

場所はオベリスクに近く、観光客にも便利

「La Estancia」の場所は、ブエノスアイレスのおへそ「オベリスク」のすぐ近く。観光で近くを通る人も多いだろう。アクセス便利な界隈だ。

ここは伝統的なアルゼンチンの「ガウチョ(牧童)」スタイルが売り物で、でかいグリルで塊肉を焼いているのが外からも見える。ウェイターさんたちもガウチョの恰好。

昼から夜中の1時まで開いているため、遅い時間もがっつり肉にありつける。というよりスペイン語圏はどこも夕飯の時間が遅い。9時や10時から食べ始める人も多いので、夜中のステーキも需要があるのだろう。

席数が多く、予約なしでもOK

けっこう有名な店だが、かなり席数が多く、予約しなくても気軽に行けるのがいい。もっとガテン系な店かと思ったが、きちんと布のテーブルクロスがかけられ、雰囲気は上々。

こちらお肉のメニュー。英語表記もあるのでご安心を。ヤギや乳のみ豚など牛以外の肉もある。でもやっぱりここは赤身のステーキ。なるべく小さなサイズを…この「Bife de Chorizo 250g」が最小かな。それでも250g(笑)日本ではジャンボステーキとか名前がついてそう。前菜を聞かれたけど、いらないわ。肉だけでたぶんお腹いっぱい。

ちなみにアルゼンチンのステーキは「Asado(アッサード)」と「Parrilla(パリーシャ)」二通りの呼び方がある。その違いは私もよくわからなかった。炭火で肉を焼くのがアッサードで、その網がパリーシャ。まあ、どっちにしてもドカンと肉が出てくるのは間違いない。

こっちはセットメニュー。Paraというのが英語のFor。「Para 1 Persona」はお一人様用、というわけだ。こちらは英語表記がない。大まかにいえば牛かチキンを選んで、飲み物はワインか水、デザートはアイスか果物かコーヒー。お得だけど、肉以外でおなか一杯になりそうだからやめた。

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「ステーキのみ」注文で正解

250gのステーキとコパ・デ・ティント(グラスの赤ワイン)を頼んで待つこと5分。見たことあるものが運ばれてきた。「お、お前は市場で食べそこなったエンパナダ!」まさかこんな脂っこいものが前菜で出るとは。しかしこれを食べ終わらないと肉が出ない雰囲気だったので、熱いうちにいただく。うん、うまい。でもけっこう腹にくる。

本場の「ポン・デ・ケイジョ」めちゃうまっ!

エンパナダを食べ終わり安心していると、今度は山盛りのパンが運ばれてきた。「おおっ、ポン・デ・ケイジョ!」さすが南米、これは焼きたてを食べておかねば。おう、うまい…もっちもちだ。待て、何だこの横にあるものは。

バターとレバーペースト…だめ、美味しいけど手を出してはダメ。これをつけたらパンがさらに美味しくなってしまう…ああっ(沈

またいいタイミングでワインが来たよ~。助かったのは、このワインがキンキンに冷えてて渋かったこと。もし美味しかったらパンを食べすぎてた。というか、グラスワインなのに2杯半飲めるのかそうか。

4種のソースで味わう赤身肉のお味は…

ようやくお肉がやってくる予感。先にソースと塩、オイルが運ばれてくる。家でお肉を焼くときは塩かわさびだけど、ここじゃ味付け自由自在だね。

左から、アルゼンチンの肉用ソース「チミチュリ」、茄子のオイル煮、トマトの酢漬け、辛いピカンテソース。

焼きあがった肉は、このような鉄のプレートで運ばれウォーマーに乗せられる。もしかしてこのまま切り分けるのかもしれないが、作法がわからなかったので皿に移した。冷めるけどそうしないと切れないし。

いちばん小さいステーキながら、この厚み。すでにエンパナダとパンでかなり満腹に近いので、食べきれるか不安だが…それよりさっきステーキを移した時に気づいたが「焼けすぎているような?」確かミディアムで頼んだはず。

おめでとうございます、ウェルダンですw 完全に火ぃ通っとるわw

まあ、そこそこ美味しかったからいいけど、やはり少しパサパサして固い。どこで食べてもこんなものか?ただ、チミチュリはハーブがきいていて好きな味。しかしこれが1000円弱なんて、すごいコスパよね。

以上、ワインまで入れて1300円ちょい。もうお腹がはちきれそう、こりゃ夕ご飯はパスだな。そう考えると、さらにコスパがいい^^