Playa Isabela
アシカ島、イサベラの名にふさわしい
港から街までは少し距離があるけど、「プエルト・ヒジャミル」の街だけなら30分もあれば歩いて回れるイサベラ島。ビーサンはいて散歩してみたよ。ほんとに人が少なくてのどかな島。ここはゆっくり流れる時間を楽しむ場所だ。
港の近くにある海岸「プラヤ・イサベラ」。小さい海水浴場になっていて、見晴らしがよいため子供づれには最適だ。
ここのベンチは、アシカたちのお昼寝会場。イグアナも我が物顔で散歩していて、よーく見ていると海にチャポンと入ってスイスイ泳ぐ姿も楽しめる。

どうもこの時期(秋)はアシカの出産シーズンだったのか、あちこちで赤ちゃんアシカとお母さんの姿が見られた。ベビちゃん、まじで可愛いから!ただしお母さんは気が立ってる場合があるので、近寄らずに離れて観察してみてね♡
ちなみにガラパゴスの海イグアナは「世界でいちばん醜い生き物」って言われることもあるそうだけど、ラブリーじゃない?ピンと立ったモヒカン頭かっこいいよね~
Down town Isabela
ランチタイムが短くて、食べそこなうの巻
街歩きといっても何があるわけではないが、とりあえず目についた建物を探検してみる。鳥の絵の描いてある建物は市営市場と表示してあるが、いつ通りかかっても閑散としていた。
壁際にかろうじて小さいカフェのようなものがあり、果物が置いてあるからジュースか何か販売しているのかも。しかし永遠に人影は見られず。また、その横は昼時だけ開いてる食堂。12時過ぎに行ってみたらもう「今日はおわり」と振られた。このやる気のなさ、最高w
教会のあたりがメインストリートらしい
街でいちばん大きくて目立つ建物は教会。真っ白でかっこいいデザイン。昼と夜では表情が違う。この右隣に評判のいいレストラン「El Cafetal Galapagos」があるのだが、私が訪れた日程ではお休みだった。残念~
ずっと閉まったままだったが、なにやら美味しそうなメニュー満載のレストラン。イサベラ島には営業しているのかどうかわからない店が多い。
そして突如、公共エリアに開かれる個人商店。「これいくら」からスタートなので、スペイン語ができないと辛いかも。
港の近くの空き地に、置いてある・・・というか捨ててある「船」。

けっこう巨大なので怖い。ガラパゴスは環境保全にうるさいはずだが、こんなサビサビの鉄を放置してええんやろか。
というよりどうやってここまで運搬したのか。謎は深まる。
Coco Surf Restaurant
ガイドブックで人気の店に来てみた
レストランの乏しいイサベラ島。ガイドブックに載ってる店はあんまり行かない人間だが、発掘するにも店がないので、外国人率の多そうな「ココ・サーフ」という店に来てみた。お客はほぼ100%観光客、さーて、美味しいかな~。
店の中にはカウンター、その奥がキッチン。客席は外の道の上になる。ウェイトレスさんはあんまり英語が得意ではなかったが、オーナーと思われる若い男性はしっかりした英語で接客してくれた。
メニューは完全英語対応。観光客でも困ることはないだろう。値段はメインの1品が15~25ドルくらい。ローカル食堂の3倍である。それだけ凝った料理が多い。まずはドリンクをオーダー。
アルコールも豊富にあったが、今日は飲む気分でなかったので、何種類かあるトロピカルフルーツのジュースの中から「サワーソップ」をチョイス。日本語で言うと「バンレイシ」という果物だ。梨のようなさっぱりとした味わい。
料理の前にチップスとディップが運ばれてきた。カリカリして普通に美味しい。ナプキンのかごには木の実の重りがつけられている。風で飛ばないようにだろう。これはいいアイデア。
生米っぽい?初めての味わい
注文したのは「Patacon Pisao De Cangrejo(パタコン・ピサオ・デ・カングレホ)」。
「カングレホ」とは「カニ」である。エクアドル湾岸の名物で、「パタコン(食用のグリーンバナナ)」ソースでどうぞという意味らしい。下に縦スライスのバナナが敷いてあり、その上に調理した米、カニ、野菜、ソースをだ~~~~っという、説明の難しい盛り付けである。
グサッとフォークをぶっさしてみる。ほぼ米だ、そしてこの米がなんというか、日本人には慣れない歯触りで、噛むと「ポリポリ」音がするのだ。
「えっ、生?」と思ったが、もしかするとさっと揚げるか炒めているかもしれない。とりあえずポリポリを黙々といただく。グリーンバナナのソースは、マヨネーズに近い酢っぱクリーミーで、ポリポリの米と相まって・・飽きる、めっちゃ飽きる(涙)
これは何人かで取り分けなら消費できるが、やはりポリ米は炊飯文化の大和民族には無理。カニだけ食べてごちそうさましてしまった。でも食材は良いものを使っているようだし、食器もおしゃれ。ローカル飯はハードル高いわ~という人にはいい店だと思う。くれぐれもポリポリ米には気をつけてw
イサベラの海は「青」が印象的
南国らしさはイサベラがダントツ
湾岸は美しいビーチが続くイサベラ島。やはりグンカンドリやアオアシ君は船で遠くの岩場に行かないと会えないけど、この景色だけでも胸いっぱい。
日本の色とは違う、とろけるようなスカイブルー。その果てに海がきらきらと輝き、見渡す限り誰もいない。まさに楽園である。
すんばらしい夕陽が見える展望台あり
ビーチは街のすぐ南側。うーんと西側に行くと、低い山(丘?)がある。
赤い丸は海に突き出た桟橋と展望台。ここから眺める海は素晴らしい。特に西側の見通しがいいので、夕陽が落ちるところをパノラマで楽しめる…が、いつも地元のカップルが座ってるのでお邪魔モード(しゅーん)
ブルーの丸の所にも展望台らしきものが見えたけど、こちらはフェンスに阻まれて近くへ行けず。なので、東側の海岸に回って夕陽を待ってみた。何もすることのないイサベラ島、本でも読みながら自然とゆっくり対話してみるのもいい。
この時間はすっかり潮が引いて、昼間は海だった部分が浜になっている。そしてガラパゴス特有の黒い岩が現れる。その光景が次第にゴールドに輝きだし、あたたかなオレンジ、そしてセクシーな紅色に染まっていくのである。これはもう、ここへ来て眺めないと味わえない大自然のショーである。
なお、地図の緑の丸は、ここらで唯一の公衆トイレ。使用してないので中はわからないが、ここ以外は店に飛び込むしかないので、一応チェックしておいた方がよさげ。
ちなみに、一般的にエクアドル(南米全域)ではトイレは「Ban~o(バーニョ)」と書いてあることが多いが、ここは少しクラシックに「Servicio(セルビシオ)」表記。バーニョはもともとお風呂のことで、バーニャカウダのバーニャと同じ。一方セルビシオはサービスのことで、昔はトイレ=セルビシオだったが、今どきはどこもバーニョというようだ。(現地人談)
海岸で千鳥のような鳥さん発見。日本で見たことない子たちがいっぱいいて楽しいな。