ラテンアメリカ芸術博物館
アルゼンチンだけでなく、南米のアートに特化したユニークな美術館が「Museo de Arte Latinoamericano(ラテンアメリカ芸術博物館)」、通称「MALBA(マルバ)」である。
地下鉄からは、ちょっと遠い
ちょっとアクセスが悪いので、ホテルからタクシー(レミース)で訪れた。運転手さんが「あー、マルバね、ムセオ・マルバ!」と言ってた。有名なんだね。
茶色の四角い建物。おー、かっこいいやん、かっこいいやん~。ニューヨークにあっても違和感ない造り。出入りする人やレセプションの人もばっちり作りこんでるわ~。入場料は170ペソ。水曜日は夜9時まで延長で半額になる。
館内。かっこいいい、かっこいい(ニラニラしながら歩き回る怪しげな東洋人)
まずは特別展をたっぷり鑑賞
アルゼンチンまではあんまり行く人いないと思うので、撮った写真を張りまくる。この日の特別展は「シンディ・シャーマン」と「リチャード・プリンス」。ひとつの会場を左右に振り分け、タイプの違うアートが楽しめた。
シンディ@セルフ・ポートレート
最初はシンディ・シャーマンから。彼女はニューヨーク在住、アメリカの写真家で映画監督なんだそうだ。南米人ではないのね。。写真を通じて社会における女性の問題を提起している。
基本、全てセルフ・ポートレート。俳優が舞台で架空の役を演じるように、アートの中でテーマを主張する。
1995年マッカーサー・フェローシップを受賞。3億円で取引される作品もあるくらい、高値のアーティストなのだ。
知らなかったけど、有名な人なのね。本当の顔がわからないくらい、様ざまなシチュエーションに同化していて面白い。
リチャード@なにかと話題の人
こちらもアメリカ人。ただし生まれはサウスアメリカらしい。既存の作品をベースとして、アートワークを加える「アプロプリエーション・アート」で話題になった。
ついこの間も、誰かのインスタをキャンバスに転写し、ちょこっと書き加えた作品を発表して問題になった人だ。(えっ、それ大丈夫なんかw)
今もとんがっておられるのか、このブルック・シールズ。これは大人になってるからビキニだろうが裸だろうがいいんだけど、子供時代のヌード写真(プリティ・ベイビー)を作品にしてしまってて、今どきこれはまずいのではとヒヤヒヤした。そういう方向のアーティストさんみたいね。
常設展、かなり見ごたえあり
お次は常設展。様々なジャンルがコーナーによって展開されていて、頭をリセットしながらじっくり鑑賞した。アートが好きな人は時間かかるので、休みながらがんばろう。すごく見ごたえがある。
南米らしいテーマの作品もいっぱい。部屋ごとに雰囲気が違うから飽きない。
あらま、こんなところにフリーダ・カーロがひっそりと。
個人的にすごく印象に残った作品はこれ。
彫刻やインスタレーションもあり。老人なので休憩しながら(笑)
映画館やカフェ、ショップも素敵
美術館では映画も上映している。チケットは90ペソ。左側は地下鉄で目に留まったポスター。マルバの映画の告知だったのね。おしゃれなはずだ。
カフェは満席で入れず。残念~
一階のチケット売り場ちかくにカフェがあり、多くの人でにぎわっていた。にぎわいすぎて座るとこないしw
ショップがまた素敵ですわい
ミュージアムショップ、大好き。でも、当たりはずれがある。ここのショップは大当たりだった。とにかく可愛いものが多い。
ぬいぐるみ、陶器、アクセサリー。すごくセンスがいいけど、少しお高い。気の利いたプレゼントを探すにはとてもよさそう。
MALBA公式サイト https://malba.org.ar/