SUBTE(地下鉄)に乗ってアートめぐり

まずはICカード「SUBE」を手に入れる

ブエノスアイレスは地下鉄の発達した町。路線図さえ見れば観光客でも簡単に市内どこでもアクセスできて便利だ。そんなブエノスアイレスの必須アイテムが「SUBE」である。行ってみればアルゼンチンSUICAとでも言おうか。大きめの駅の有人窓口で「ウナ・スーベ、ポル・ファボール」と言えば買える。値段は60ペソだった。

ちなみにスペイン語は同じ「1」の意味でも、対象が男性形ならウノ、女性形ならウナになるが、よくわからないのでそこらは適当にやっつけたw

地下鉄は「Subte(スブテ)」、黄色が目印

カードはSUBEだが、地下鉄は「Subte(スブテ)」。地上の入り口には黄色いサインがあり、電光掲示板にどこ行きか(アルファベットが路線の系統)書いてある。これはニューヨークと同じ。階段を降りる前にわかって便利だ。

この黄色いマシンはチャージ機。グアヤキル同様、スペイン語で「Ricarga(リッカルガ)」である。私はSUBEを買った窓口でついでにチャージしたけど、普通はこの機械でやる。右のほうがどうもSUBEっぽいかな。

駅の構内。思ったよりうんときれいだし、皆さんお行儀よく乗っておられる。ヨーロッパの地下鉄に乗り慣れている人ならスイスイ行けるだろう。各駅、タイルの装飾にこだわっていているので、内装もじっくりご覧あれ。

スポンサーリンク

サンテルモ地区で、アートと骨董さがし

地下鉄に乗ってやってきたのは「サンテルモ」。どちらかといえば下町になるらしいが、若者むけの雑貨店やおしゃれなカフェなどがたくさんあって、ぶらっとあるくには良いエリア。ここにブエノスアイレスで最もとんがった美術館がある。そりゃ行かないとね~。

MACBA/ブエノスアイレス近代美術館

大きな道に面した、一見オフィスビルのような美術館。振り仰ぐと「MACBA」の文字が見える。「Museum of Contemporary Art in Buenos Aires」の頭文字を取って「マクバ」である。関西人には耳なじみがいいw

入館料は100ペソ。スロープと階段でゆるゆると上りながら、吹き抜けの内観もともに鑑賞するいまどきの雰囲気。人はほぼいなかった。

階ごとにテーマが違い、この日はラテンアメリカ近代芸術、的な(よく読めなかった)展示が行われていた。

いわゆる大御所系の作品はなく、実験的なテーマの作品多し。

広々としたレイアウト。規模はそんなに大きくないが、モダンアートが好きな人には面白い施設なんじゃないだろうか。

Museum of Contemporary Art in Buenos Aires

公園で蚤の市やってたら見るよね

美術館からサンテルモ市場に行く途中で、蚤の市を発見!そりゃあ飛び込むわ。おもしろいものがたくさんあったよ~

南米の杉良太郎、フリオ・イグレシアス先生じゃござんせんかw 日本の蚤の市で昭和グッズが並ぶのと同じ感覚なんだろうな。

アーティストが作品を展示しているブースも多かった。マテ茶のカップが欲しかったけど、水漏れしそうなのばっかりで買わなかった。あとはTシャツ、アクセサリーなど。ほぼスペイン語しか通じないので、筆談用のメモ帳あった方がいいかも。

ブエノスアイレスの街なみ。「南米のパリ」と言われるそうだが、私の感じではミラノの雰囲気に似ている気がした。

食べたり発掘したり「サンテルモ市場」

サンテルモ地区の庶民の台所「サンテルモ市場」。よくある観光市場ではなく、地元の方々が普通に買い物をするところなので、雑多なものがひしめきあっている。外側はカフェやレストラン、その間のゲートから入る。

野菜も魚も売っている。そして安い、新鮮。ああ買いたい欲求が。

市場の中でも食事ができる。目当てのエンパナダ屋は長蛇の列だったので、あきらめて他で食べることにした。

ここでの目当ては、ガラクタと雑貨。値打ちのよくわからないこのようなものが、店の親父と値切り合戦で落とせる。

レコ屋も掘ってみた。好きな人には宝の山だろう。

旅先の市場はいつも楽しい。しかしそろそろ腹ペコなので、ブエノスアイレスといえばの「アレ」を食べに行こうっと♪