「オキシデンタル」で緑のムール貝

「The Occidental」でムール貝

「名物にうまいものなし」と言うが、NZの名物はハンパなくうまかった!その名物とは、グリーンマッスル(Green Mussel、またはGreen Lipped Mussel)という緑色を帯びた大型のムール貝で、NZでは奇跡の貝と呼ばれているらしい。ちなみにマッスルとは筋肉ではなくムール貝のことだ。

ベルギーのポット入りムールが名物

グリーンマッスルはNZ中、どこのシーフードレストランでも供されるが、特に有名なのがこの「オキシデンタル ベルジャンビアカフェ」である。

ちょっと聞いた限りでは歯医者さんのような名前だが、ベルジャンの名の通り、ベルギー風のムール貝料理を出す店で、パリやブリュッセルで食べたことのある人もおられるだろう、熱々のポット蒸しが出てくるのだ。

ベルギービール飲まなきゃだろ

行列のできる人気店だが、この日は運よくテラス席をゲット。まずはベルギービアで喉をうるおす。

この店はベルギービアカフェというだけあって、ムール貝だけでなく、素晴らしいベルギービールや本場レシピのワッフルが楽しめる。ヨーロッパ風に、あまり冷やしすぎない温度で出てきた、「ORVAL」。泡が甘くて香ばしくて、非常に美味し~い。メニューにはビールだけで数十種類あり、もちろん専用グラスで供される。それが楽しくて、料理が出てくるまでに2杯飲み干してしまった。

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どーんとムール貝ポットが登場!

ここで、主役登場!レモンのくし切りと比較すると、その大きさがわかろうというもの。この殻の中に、ジューシーな身がむっちりと詰まっている。新鮮な貝をほうろうのポットで蒸し揚げ、好みのソースで味付けするだけのシンプルな食べ方がたまらない。

 

ちなみに、グリーンマッスルのポット蒸しは数種のソースから好みで選べる。我々は、人気のロブスター味をオーダー。貝を食べているときはそれほどロブスター風味は感じなかったが、残ったスープがうまみたっぷりで最高だった。

本場では食べ終えた貝殻をトングにして食べるそうだが、この大きさではちょっと扱いにくい。それほどサイズが立派ということだ。

アペリティフとして生牡蠣もオーダー。日本と違って一年中マーケットに牡蠣が出回っているらしい。しかも日本の半額以下なのだから、全くうらやましい限りだ。

 

食事風景。パンは貝のスープをさらって食べるために。山盛りポテトはムール貝についてくる。サワークリーム(マヨじゃなかった)をつけると、少し重いかも。この他、お肉も頼んだが、食べるのに忙しく写真は失念(笑)

数日後、ランチにも行ってみた

実はこの「オキシデンタル」には、ランチでも立ち寄った。どうしても帰国前にあのムール貝をもう一度食べておきたかったのだ。

今回は雨が降って寒かったので、室内へ。奥行きのあるけっこう広い店で、キッチン横から上がった2階がトイレになっていた。まだ時間が早かったのですいていたが、私たちが入ったあとから混みだした。やはりランチ時も人気店のようだ。

お昼は小さい一人用ムール貝がある

オーダー。まずは前菜としてムール貝。今日は人数が少ないので、先日の1kg入りポットではなく、ランチタイム用の500gにした。味付けはコリアンダー&レモン。先日のものより幾分あっさりめで、コリアンダー入りだが、あまり強烈な香りはしない。

連れが頼んだメイン、カラマリ(いか)のフリット。スパイスがきいたプリプリのいかが、カリッとした衣に包まれて、非常に美味しい。ビールの肴によく合いそうだ。

偶然たのんだメニューだったが、ポテトやサラダもついていて、女性向けのランチには十分な内容だろう。カップの中には、おそらくポテトのディップであろう、サワークリームとケチャップが添えてある。

こちらは私のメイン、ラムのサラダ。せっかくNZに来たのなら、一回くらいはラムを食べておこうと思った。

本当はラムラックのローストが良かったが、このサラダもあっさりして美味しかった。なにより、添え物のフェタチーズの美味しいこと。きっと山羊のミルクが新鮮なのだろう。野菜も酸味の利いたフレンチドレッシングでGood。こういうランチを日本でもいただきたい。

The Occidental Belgian Beer Cafe
http://www.occidentalbar.co.nz/