博多ごはんメモ:その1

「ごはんメモ」について

台北、香港、大阪、京都、東京、札幌、博多など、ブログにはあげてなかった飲食ネタを、だらだら貼り付けていくゆるいコーナー。溜めこんでいた情報なのでデータが古かった場合はご容赦を。

ベタだけどおすすめ「博多魚がし」

長浜鮮魚会館ビルにある人気店
地下鉄赤坂駅から海に向かって歩くこと約10分。鮮魚会館という、海で働くメンズのためのビルがあり、その1階がレストラン街になっている。5軒くらいある中で最も人気が高い「魚がし」という店に、かれこれ10年以上通っている。
美味い魚が1000円もあればお腹一杯食べられる。メディアで報道されたため、人気が出てお昼時はいつも並んでいるが、少し時間をずらすと比較的入りやすい。
まずはこのメニューを見て大いに悩むべし
店の前に行くと、張り出されたその日のメニューに圧倒されるだろう。
この怒涛の品書きを前に、石のように固まっている旅人をもう何人見送っただろうか。
ようやく心を決めて店に入ると、さらにメニューの数が増える。初めてだと頭がわーっとなるが、基本的には「○○定食」か「○○丼」である。どっちが気分か決めて、あとは食べたい魚を○○に当てはめれば良い。
博多は青物(さば、あじ、いわし)のレベルが高い。また、うに丼が1000円台で食べられる希少な土地である。札幌では4000円くらいするので、半額以下だ。うに好きはレッツトライ。
「○○ごま」というのは、甘いごま醤油たれでヅケにした刺身。ふぐ、おこぜ、あら(クエ)など、博多ならではの魚も人気がある。
刺身が好きなら、姿造り定食がおすすめ
文字での攻撃に加え、店の外に生のサンプルが出ているのも、空腹時にはヒットポイントが奪われる。
刺身をがっつり食べたい人は、姿(活け)造り定食がいい。高級魚いさきもこの通り。煮つけまでついてくるので、ごはんが足りなくなるかも。
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とんでもないボリューム「ヤズの姿造り定食」
最も刺身の分量が多いのが「ヤズ」姿造り。これを食べるとしばらく刺身は見たくなくなるほど。数人でシェアしてもいいくらいの量だ。
ヤズとは、ブリの前がハマチ、ハマチの前がヤズ、と言ったらわかりやすいだろうか。博多ではよく1本まるごとスーパーに売られている。
こちらは上記とは別の日に食べたヤズ定食。サイドディッシュが「鮭の明太漬け」である。サイドと言えない大きさで、これにさらに小鉢がつく。
刺身アップ。特大の刺身が16切れ。これがまた美味いので結局食べ尽くす。
とことん好きなネタなら「○○づくし定食」
また、好きな魚をとことん味わいたいなら「○○づくし定食」。特に人気の「いかづくし定食」は、げその天ぷらがついてくるのでボリュームたっぷり。
博多の人たちが好きな「ぶり刺身定食」も、ぶりを極めたい人にはたまらない。分厚いブリの照り焼きがサイドを固め、ブリのワンツーフィニッシュを決められる。
刺身は腹も背もどちらもついてくるので、ぶり好きには天国である。
こってりとしたぶりの脂が甘い、つやっつやの照り焼き。
その他、魚がし定食あれこれ食べてみた

色々書いたが、これがごくノーマルな定食のセット内容。私がよく注文する、鯛の姿造りである。

半身が刺身になっていて、煮付け(日によって焼き、揚げもあり)がつく。さらに小鉢と、テーブルには食べ放題の漬物。

刺身アップ。エッジがキンキンに立った、鮮度ぶりぶりの刺身である。

定食の値段は安いもので700円くらい~高くても2000円しない。胃袋に自信がある人は、ごはんを海鮮丼(800円くらいからある)にチェンジしてもいいだろう。意外と海のメンズたちは、漁の後にトンカツなどを食べておられることも多い。

何人かで行くと、テーブルがえらいことになるw お一人様はカウンターもあり、早い順番が回ってくるので受付で人数申告を忘れずに。
なお、ここは漁師のビルなので早朝からオープンしており、朝食に定食をいただくこともできる。朝からいったるで、という方はぜひ赤坂近辺に宿を。

高級ネタがいっぱい「回転寿司 魚辰」

「魚がし」系列の回転寿司一号店

「魚がし」と同じ鮮魚会館ビル、入口にある回転寿司の「魚辰」。ここは「魚がし」と経営が一緒。以前この近くで働いていたときはランチタイムによく行っていたが、やはりメディアの影響で並ぶようになり足が遠のいた。

先日、ようやく7~8人の待ちだったので並んでみたが、お店のお姉さんが怖いので、ビビりながら順番を待った。どうしたんだ、魚辰(涙)

ホワイトボードのおすすめを狙おう

回転寿司って、流れてるの取るより注文する人が多くなったよね。ここもそう。レーンにはあんまり流れてない。大きなホワイトボードが壁に貼ってあり、そこに書いてあるものを頼む。

まずはビールをぐいっと飲んで、「のどくろ(赤むつ)」を。うめぇぇ

炙ったいわし。脂がしたたるほどにジューシーで濃厚。ネタがでかいぃぃ

えんがわ。鮮度に左右されるネタだが、新鮮で歯ごたえしっかりぷりぷり。

たちうお。繊細な白身だけど筋肉質。人間の男でもそういうのいるよね♡

やはりうまい。最初に来たときの感動はないけど、並ぶ理由はあると思う。小食の人ならビール飲んでも3000円くらいで済むだろう。

なお、店の前には冷蔵ケースがあり、お持ち帰り寿司も置いてある。レジで売ってる煮つけのタレは友人に大好評だった。お土産にいかが。

「回転寿司 魚辰」、博多駅店に行ってみた

エキナカにできたのよ便利よ

人気が出たせいか、博多駅の地下にも「魚辰」ができていた。だいたいメニュー構成は同じ。エキナカのせいか、こちらの方が入りやすい雰囲気だ。

当然ホワイトボードをチェック。ううむ、どれも捨てがたいが・・・

安いネタは他の回転寿司と変わらない。ここで食べるなら、あらとかふぐとか高い皿だ。新幹線に乗る前、ちょっと軽く食事するにはもってこい。
斜め前に海鮮丼の専門店もあり、最近の博多エキチカの充実ぶりにはびっくりする。ええこっちゃ。