お手軽ビーチ「プラヤ・マン」と「プンタ・カローラ」

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Playa Mann

サンクリストバルにはいくつかビーチがあり、街から歩いてかんたんに行けるところも多い。その中で最もアクセスが楽なのが「Playa Mann（プラヤ・マン）」だ。何しろ海岸沿いを10分も歩けば着いてしまう。途中、こんなかわいい子も道路に落ちている。

プラヤ・マン、場所はここ。

ホテルのおっちゃんに「海行ってくる」と言ったら「プラヤ・マン？」と聞いてくるくらい、まず外国人が最初に行く場所のようだ。

地図には「Playa de Oro」という表記もあり、スペイン語で言うと黄金海岸？その北側にプラヤ・マンのマーカーが出ているけど、まあざっくりここら一帯の海岸がそう呼ばれると思っておくといい。

プラヤ・マンは街から近いため人が常に多い。地元民も観光客もいる。そしてもちろんアシカも。イサベラはイグアナの島だなと感じたが、どうもサンクリストバルはアシカ島のようだ。どこに行ってもうじゃうじゃいる。

なお、ここの海岸はちゃんとカフェやバーがあって、道の向かいには学校もある。その山側には美術館も。ちょっと海を見たいなという感じならいいだろうけど、私はもう少し奥地に行くことにした。だって日本の海岸に入る気がするんだものw

地図下の方にあるプラヤ・マンからせっせと歩くと分かれ道に着く。そこが素敵ビーチへの抜け道である。拡大図の赤い線が抜け道だ。岩がゴロゴロしている小道をがんばって歩くと、木のゲートのような所にたどりつく。そこを抜けると真っ青な海！この感動のためだけに歩ける。

抜け道の入り口にはこんな看板。上左から、たき火（BBQ）、釣り、わんこ、ゴミ捨て、たばこ、自転車、飲酒、キャンプ、ここまでは全部だめ。

水泳、シュノーケリング、写真撮影、サーフィンはOK。うっかりテント張ってビール飲んだりしないように。地元の人はタオル敷いてひたすらごろごろしてた。

ここから入りまーす。映画のセットみたいでかっこいい～と思ったら・・・

けっこう険しいので転んでけがしないように。やはりガラパゴスではビーサンよりスニーカーだわい。

抜け道から、目の前にこの光景が広がる。来た甲斐があった。

以前に訪れたボルネオ島でも夕陽の美しさに泣いた姐だが、ここでも泣けた。空はエンターティナーである。

着いたとき、日がかげる時刻だった。座り込んでただ海を見るには最高の時刻だ。

ただし、ここはプラヤ・マンと比べて人が格段に少ないので、いくら平和なガラパゴスと言えども、一人旅の人は用心しておこう。助けを呼ぶにも、周りはアシカしかいない…。真っ暗になる前に抜け道を通って帰れるように。

しばらく海を見ながらぼんやりしていたら、目の前で信じられないことが起こった。

私の目の前に巨大な「ガラパゴスカッショクペリカン」が舞い降りて、羽根を広げてくれたのだ。本当にすぐそこ！めちゃくちゃ大きい、そしてカッコいい！

最後は後ろ姿までご披露いただき、感動ですわ。日本の海じゃ考えられないね、やはりここはパラダイス。そのあと、アシカもやってきてアウ～と吠えてた。ここにいると現実なのか夢なのかわからなくなりそう。

やがてビーチが夕陽に染まって・・・あまりにも美しくて泣きそう。

帰って自炊しようと思ったときに、その事件は起こった。

これは日本から持ってきたお宝食料品。いつもは現地飯オンリーだけど、今回は長旅で日本食が恋しくなると思って、グアヤキルから重たい鞄を担いできたわ。

それなのに…悲しいお知らせその１、マリオがマルコおじさんが「え、電子レンジ？壊れてるよ」って言うのよ。キッチン完備って書いとったやんけｺﾞﾙｧｧｧｧｧ!!!!どーすんねん、このレトルトごはん。しかも蓋あけたわよ、ビニールに入れて湯で温めるしかないか～

と、奮闘していた隙に、悲しいお知らせその２が起こってしまった。

なんとホテルの飼い猫が私の部屋に侵入し（わずかにドアが開いていた）おかずにしようと思っていた、さんまの煮つけを食べてしまったのだ。

化学調味料は使ってない健康食ではあるけど、塩分は大丈夫だったかしら…そして私の今夜のおかずがナッシング（号泣）

猫が食べちゃったわよと言うと、マリオマルコおじさん「ドアを閉めときなさい、わははは」って。キッチンのとなりの部屋だったしおじさんいたし、まさか侵入者がいると思わんかったんや～～

仕方がないので、やっとのことで温めたごはんにふりかけオンリーで夕食。

みてこの容器、先人の足跡を発見したよw

ちなみにここのキッチン、冷蔵庫が二つあるけど、入り口から見て右側のはあけたらトラウマになるよ。左側のゲスト用のを使うようにしよう。それでも充分カオスだけど。