グアヤキル/おやつ、軽食、スーパー情報

グアヤキル、ちょい食いレポ

珍しい食べ物の宝庫、グアヤキル

食事の合間にちょこちょこ食いしたスナックやフルーツ。さすがにこれだけ離れると、日本とは全く産物や食習慣が違う。食べ物は、知らないと手を出しにくいものだけど、私が先にチャレンジしてきたので、ぜひ皆さんも見つけたら試してみてね。

では最初のエントリーは、南米フルーツ「Granadilla(グラナディラ)」。ローカルの人が発音すると、グランディーヤに聞こえる。

これはトケイソウの仲間で、パッションフルーツの一種と言えば、味が想像できる方も多いだろう。日本で見かけるパッションフルーツより少し大きめで、色は黄色~渋いオレンジ、コロンとかわいい卵のような形をしている。

wikipediaより

私はホテルのスタッフから「これ食べてみて~」と差し入れでいただいた。スーパーや果物屋さんにも置いてあったので、こちらでは一般的なフルーツであるようだ。

食べ方は、豪快に手で割って中の種をスプーンで食べる。皮は厚いもののそんなに固くないのでナイフはいらない。中にゼリー状のムニュムニュで包まれた種がぎっしり。

食べ方のコツとしては「あのね、これは噛んではダメよ、飲み込むの」だそうだ。パッションフルーツがきらいな人は、たいてい種のじゃりじゃりした食感が苦手だと思うが、南米式ならもしや克服できるかも。お味はさっぱり薄味の甘酸っぱさで、クセもなく食べやすかった。私は好き。冷やして食べたほうが美味しいと思う。

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熱々をガブリと、エンパナダ

お次はちょっとがっつり系。エクアドルを含め、南米の各地にあるスナックの代表と言えば「エンパナダ」。日本でもたまに見かける、庶民の軽食である。

国によってもレシピが違うが、パン(パイ)生地で肉やチーズを包み、揚げたり焼いたりしたもので、エクアドルのは揚げタイプが主流。街のあちこちにスタンドがあって、みんな歩きながら食べている。

ここは「エンパナダス・デ・ニコ」というチェーン店で、何度か前を通って人が常に並んでいるため、うまいに違いないと思って行ってみた。結果はやはり大当たり。安いし出てくるの早いし、言葉が通じなくても適当に指さしでいける。

本当は熱々を食べたかったが、ホテルで部屋食にするためテイクアウトにした。パッと見は一緒だが、手前が「カルネ」。牛肉をトマト系のソースで煮込んだものが入っている。そして後ろが「ケソ・イ・ハモン」、チーズとハムである。断言しよう、エンパナダは迷ったらチーズ(ケソ)を選んでおけば間違いない。

牛肉も、アルゼンチンほどではないが大量に消費されるお国柄だけに、安くて美味しい。もちろん赤身である。私はサシが入った日本の肉より、弾力のある赤身の方が好きだ。

ちなみにお値段は2つで3ドルほど。だいたい市場で1個1ドル、普通のお店で1ドル30~50くらい。お財布にもやさしいエンパナダ。ぜひ南米に行ったら食べてみて欲しい。

フルーツが美味しい!そして安い!

こちらはフルーツカップ。さすがに赤道直下の果物天国だけに、街のあちこちで果物を売っている。

しかし街頭の屋台だとバナナ房ごとだったり、みかんキロ単位であったり、旅行者には手が出しにくい。そんな時は果物屋さんの店先をのぞいてみよう。冷蔵庫にこのようなカップ入りのカットフルーツが置いてあることがある。

お値段はなんと1.5ドルというお手頃プライス。「ミルクかける?」と聞かれ、とりあえずウンと言ったらオレンジ色の練乳をかけてくれた。まずくはないが、よほど甘党以外は不要だろう。

カップの中身は、いちご、バナナ、キウイ、スイカ、パパイヤ。赤い部分はすべてスイカと思いきや半分はパパイヤだった。こちらは猫ほどもある巨大なパパイヤが激安なので、グループなら1個買って分けてもいい。完熟で香りが強くて本当に美味しい。

もちろんスーパーにも突撃したぜ

ほとんど輸入品で占められている

ホテルの道斜め向かいにある、大型スーパー「Dia」。もちろん探検してみたぜ。目についたのが、やはりフルーツの種類が日本と全く違うこと。そしてライムが安い!200円もあればボウルに山盛り買える。りんごやミカン類は日本よりやや安い程度か。日本とは名前の違うフルーツも多いので、わかった範囲でメモをしておく。

マンザニロ=りんご、ピニャ=パイナップル、グワカテ=アボカド、トロンハ=グレープフルーツ、ピターヤ=ドラゴンフルーツ、ガナバナ=釈迦頭、モラ=キイチゴ、フレッサ=いちご、マンダリーナ=青みかん

バナナはプラタノと書いてある青いやつ、熟れた茶色いやつ、黄色いやつ、食事用、おやつ用、揚げたものなどなど、めちゃバリエ豊か。多くの人が青いのを買っていた。どうやって食べるのかな。道端では焼いたバナナにチーズを挟んだのが売ってたけれど、あれを家で作るんだろうか(妄想)

白いとうもろこしは、皮が少し硬くて中がほくほく。皮つきのひよこ豆みたいな食感。これはエクアドルでもアルゼンチンでも料理に入っていた。台湾にも白いとうもろこしがあるが、あちらはムチムチ系なので種類が違うのだろう。やはりスーパーは面白い。

他の品物も見てみたが、輸入品が大半を占める。エクアドル産カカオのチョコレートも、ほぼネスレやハーシーに負けている。南米料理のソースが欲しかったが、あまりコレといったものはなく、アメリカからの輸入品が多い。小さい商店だと違うのかもしれない。

鉄格子の店、そんなに多くない

なお、ネットでよく目にした「鉄格子の店」。私も「そんなに怖いところか」とビビってたけど、実際には観光客がよく行くエリアには少なく、中心地から外れるほど多い。

これらは車の窓から撮影した、雑貨屋と薬局。鉄格子というより、中に入れない作りになっていて、客は欲しいものを外から注文して手渡しになる。観光エリアの店は、ほぼ普通に歩いて入れるところが多い。

さて、明日はいよいよガラパゴスへ!